第107話
(考察コーナーへのワープは
こちらから)
今月から最終巻、27巻収録分に突入ですね。
来月号予告に、ついに…ついに「さよなら」の4文字が踊る日が来ましたか…!!
もはや「今月も凄かったです」という表現は永遠に封印されるのですね!(号泣)
しかし、まだ!!いいえ、先月よりもなお!!いっそうこの物語は熱いです!!
雑誌もいっそう厚いですが、そんな事はどうだっていい!!(笑)
膨大な伏線回収もついにクライマックス、今月はようやくエドアル兄弟の長い旅路
の結末へとメスが入れられ、1巻のエドのセリフをリフレインすることで、物語が
これ以上あり得ないダイナミズムをもって「1つとなるところへ」と……
広大に散らばっていたストーリーのかけらがすべて集約し、収拾し、文字通り1つ
のパズルの完成図を垣間見たような……そんな錯覚さえ覚える107話でした。
その集約してゆくかけらのスピードと言ったら!!ただ一人、牛先生だけが確信を
持って見つめる「フィナーレ」……その彼女の揺るがない視線が、まるで槍のよう
に物語の芯を貫いているのが見えるような、そんな壮絶な空気すら感じました。
そして私たちのロイアイは、とうとう真の共闘へと……!!(感涙)
もはやロイの野望も、火蜥蜴の呪縛も、背中を託しあった執務室での約束も、ここ
では意味を成していませんね!すべてを置いて2人が純粋に共闘する場面が、いま
やっと来たのだと思います……!
それは、そう…「未来へと生き残るための戦い」と言うべきではないでしょうか?
「道を踏み外したら」という約束は神聖ではあっても、彼らが互いに幸せを求めた
結果の結びつきでは決して、決してありませんでした。
いまやっと彼らは、生存の危機にさらされてようやく、生きて明日を迎えられるこ
とただそれだけを……愛する相手と生きていられる明日だけを、求めて戦っている
のだと思います。
そうです、彼らの心はようやく、イシュヴァールを離れかけているんですよ!!
それが社会や政治機構の中でどうこうという問題は、無責任ですが二の次です。
とにもかくにも、この2人にはまず生きようとする意思が必要だったのですから。
ハッピーエンドへ向けての良い兆し、ではありませんか?(v)
さて、ロイアイ考察はとりあえずここまで!
副題『最後の戦い』総ページ70余、順序通りに行ってみます!(2010/5/12.1:58)
1:誰もが満身創痍、だがその瞳は未だ諦めず
…という小タイトルは、冒頭ページの実際の煽りコピー文句です。
おおお巻頭カラーでロイアイ…!!何て久しぶりv……しかしリザは血にまみれ、
ロイの瞳は光を失ったままです(涙)まだまだファンの夢見る純白のウェディング
衣装は一千万光年の彼方…。本当に来月のみで何とかなるのでしょうか;
ふとかすむ視界に、自分を叱咤するリザ。大量出血したままですものね;
しかし傍らのロイ…視力を失ったはずのロイの瞳は、未だらんらんと前方を見据え
ています。その姿に、ついさっきの復讐劇で「(ロイを撃った後は)私一人、のう
のうと生きて行く気はない」と言い放った自分を思い出し、なんてバカな事を言っ
たのかと後悔するリザ。
これはラスト戦の後と少し似てますよね(苦笑)これが「女」という生き物なのか
しら…。ロイを失ったらと想像するとすぐに心中めいた思いに捕らわれてしまう自
分を恥じているんですね。
でもそうよ、その通りよ!!今あなたたち2人が考えるべきなのはただ1つ!!
2人で生きて、明日を迎えること、それだけよ!!
ここではもう「後から来る世代が笑って過ごせるように」なんて綺麗事は無いの!
どうかな、これでやっと少し、光明が見えてきたかな〜と思うんですが…(苦笑)
そして扉絵vああ……なんていい絵なんだろう……(ぐすんぐすん)
「人間側」キャラのみですが、総出演でこぶしをがっちんこ!!よく見れば亡くな
った面々+非戦闘員は「手だけ」ですが、手だけでも一目瞭然なのが素敵!(笑)
フーさんは忍者装備で…ゾルフは帽子を出して(笑)バッカニアさんのクロコダイ
ルはちと迷惑(笑)ヒューズは愛娘の写真を出してvハボはタバコ持ったまま、ウ
ィンリィはスパナ持ったまま……そしてなぜか出番のない地味なマイルズさんがや
たら目立つ位置にいます!どきっぱり!(笑)
これを見ると何だか今月が最終回っぽいです。煽りコピーは「あわせた拳は勝利の
約束!!」……そうですね!!もちろん来月は勝利に決まってますものね!!!
少しだけ切ないのは、半分は人間だった閣下のことですが…でも付録のクリアファ
イルがあれば癒される……かな?(笑)来月はみんないるといいなv
(2010/5/12.2:56)
ここからが本編ですね。
先月の引きでお父様が放ったエネルギー波は、人柱チームだけでなく背後の建物に
も甚大な被害を与えたようです。
窓ガラスが吹っ飛び、ブリッグズ兵の陣取る作戦本部にもすごい衝撃が;
いや衝撃は地下にまで及び、グリリンたちの上にも瓦礫が落ちてますね。
…と、そこへ下から上がって来たのは少佐が錬成するエレベーター(=エレガント
アンドエクセレントで、微妙にヒゲの彫刻入り)。姉上チームとキメラズ、ロイア
イが乗ってます。
「グリード!」「お!?」手下のゴリさんがグリの身元保証人かなv
即座に「俺も乗せてけ!」とグリ。地上の様子を分かっていない面々に、「お父様
っつー親玉人造人間が暴れてんだよ!闘えねぇ奴は置いてけ!」と状況説明。
いきなり高貴なるオリヴィエ様とリザたん、ジェルソを指さし、「オラそこのカエ
ルと女二人降りろ!」とのたまったのには驚きましたね!!(笑)いやー知らない
って怖いわ!(と言うかちゃんと美学に則って女扱いしてるグリがかわいいv)
「なんだと!?私がこの隊の指揮をせんでどうする!」と噛みつく姉上。
「指揮とかなんとか言ってる場合じゃねーんだよ!」…等々、皆の背後でいがみ合
う二人が面白いです(笑)
そうこうしている間に作戦本部のカーリー氏(アニメ発の名ですが便利だから使っ
ちゃいますv)から通信が。なんと…地上では中央司令部が半分吹っ飛んでいたん
ですね……!!
ああ…見るも無惨です;もはや大総統執務室は跡形もない!!(涙)閣下の紅茶も
ティーセットも、あの椅子も、壁の剣も、奥さまのために形見となったかも知れな
い品々がことごとく消えてしまったんですね…(うっうっ)まるで、公人としての
彼がいた証拠を残さないように…?それで閣下が私人として奥さまの胸に生き続け
るなら、彼女にはそれで良かったことになるのでしょうか…。
報告を聞いて鼻白むアームストロング隊。
グリリンは「やっと理解できたか」という風に、お父様についての情報を伝えます。
曰く、鋼の錬金術師とそっくりの人間サイズ(そういう解釈なのか〜笑)だが、体
内にウン十万人分の賢者の石を持っていて人間を虫ケラ以下としか思っていない。
「だから普通の人間はここで降りな」と…。
ここで下っ端ブリッグズ兵が「さ、閣下。ここで降りましょう」と姉上の腕を取る
のがすっごくいいv前のコマの背後で恐らく「閣下をそこから動かすな」「了解」
とか相談したんでしょうねv本部のカーリー氏も「我々はボスが不在でも動くこと
ができることをお忘れですか」と…。そう、総大将の姉上の出番はむしろ戦いのあ
と、混乱必至の国軍をどう統制するか、という場面ですものね。
やっと説得された姉上は弟少佐に通信機を渡し、戦いを託す。
「必ず勝て!(きらりん)」「言われずとも!(きらりん)」…きらりん会話v
一方、リザに支えられつつロイも「よし行くぞ!」と闘志満々。
「ケガ人は置いてけっつったろ」というグリリンに、ロイはリザの肩を抱いて言う。
「私の力とそれを使うために中尉が必要だ」うわぁぁなにこの男……当然のように
リザたんの肩を抱いてるよっ!?ぎゃーーvvもう何だかあれですね!「ぎゅう」
以来、何か封印が解けたようにロイアイ密着が公式にっ!!(どぱっ)
←鼻血の音
ほらほらグリリン呆れてるよ(笑)グリにしたら血まみれの女をさらに闘わせるな
んて理解できないのよね。でもそこは、「貴方…ロイアイを分かってない」とゾル
フ調で突っこみたいところv(笑)
でもこれ、ロイがいかに地下での戦闘を冷静に把握していたかが分かりますよ。
「お父様の石のパワーを使い切らせる」ことが先決だと…。自分の失明に打ちひし
がれてなどいなかったところはさすが!
そして女だからと言ってランファンもその場に残る気など毛頭ない。もしかして、
グリードの美学(騎士道?)って古いのかも(笑)(200年前は女は守られてなんぼ
だったのかなぁ)
そして戦士たちを乗せ、少佐の錬金術エレベーターは地上へ!(2010/5/12.13:54)
皆を見送り、息をつく姉上。ああついに閣下のご遺体と対面ですか…(涙)
「ブラッドレイ!!……こんな所で死んだか」
部下の人、脈を見ていますか?…分かってはいたけど、ここで奇跡なんて起こるは
ずないですよね。分かってます…分かってますよ〜(涙)
しかしずっと気になっていたのですが、とにかく軍の人間の中で誰が最初に閣下を
保護(というか発見)するのか、というのが重要だと思っていました。いずれ奥さ
まにその時の様子を説明する役目になりますからね。でも…姉上だと少し辛いな。
この流れだと、奥さまはブレダから「アームストロング少将が叛逆者かも」と聞か
された上で、当の本人から「あなたの夫こそが国家転覆の首謀者」と明かされる…
ことになるかも知れませんから。
セリムのことをどう受け止めるかといい、奥さまには厳しい現実が待っているよう
で目を覆いたくなります(涙)ランファンが閣下の遺言を伝えることで、すべての
立場を超えて自分が夫に愛されていたことを理解したとしても…でも、彼の愛情だ
けを胸にこれから生きてゆける…?せめて国民から「裏切り者!!」という罵声を
受けないよう、ロイや姉上が気遣ってくれたらいいですけど…。
問題は、どこまでが国民に明かされるか、ですよね。
実は同時進行のアニメ56話で、この部分が原作からかなり改変されていたことに疑
問が沸きました。私が考えていた方向とは別の方向へと流れて行きそうです。ここ
は是が非でも後日の考察へと回しますね!!
それにしても…おいたわしい…閣下;(涙)感想をスルーしたいくらいですが…;
スカーはこの期に及んでまだ銃を突きつけられながらも、姉上に状況を説明します。
ブラッドレイはここに来た時にすでに満身創痍だった、誰かが致命傷を与えておい
てくれなければ自分も危なかったと…。
姉上の脳裏でバッカニアさんの最期の報告がフラッシュバック。そうか、貴様のお
かげで我らは助かったのか…と、そんな横顔ですね。
「……どうだブラッドレイ。私の部下は強かったろう…?」
遺体に背を向けて座り込み、力なく遺体に話しかける姉上。その部下も世を去り、
彼女の言葉に返事をする者は誰もなく。何だろうこの空虚感…切なすぎる…;
奥さまの心の痛みと同等ではないけれど、姉上もまたその空虚をかかえて今後を生
きてゆくのね。もうこの世にいない2人のために、もう一度合掌を…(涙)
そしてスカーもまたその場に倒れました。姉上に報告も済んだいま、物語の中での
彼の役目も終わりかけているのでしょう。あとは、捨てた名前の件だけかな?
ウィンリィやマイルズさんと再会する伏線は微妙か…。(2人に認めてもらえたら
彼の人生も救われるんですが、この傷で保つかな…)
それにしても強調しますね、閣下の致命傷のこと(苦笑)フーさんとバッカニアさ
んの死は無駄ではなかった、と言いたいのはよく分かります。スカー1人が相手だ
ったとしたら奥さまも複雑でしょうし;怨恨の分散、と言うと語弊があるけど。
でも、それでは閣下の死はどのように無駄ではなかったのか…?それは最終回に分
かるのでしょうね。
もうさんざん考察で書いたことなので割愛しますが、必ずやシュトルヒさんに託さ
れた何かがあるはずだと、最後まで閣下を信じてます!
2:人柱チーム、無事だけど無事じゃない(涙)
さてこちらは地上。司令部を半分吹っ飛ばしたエネルギー波をまともに身体に喰ら
った人柱チームが無事でいようはずもなく;;どうやら核融合波ではなかったらし
いことは幸いでしたが…
血まみれで倒れるメイ子の身体の下からなんとか這い出したシャオメイ。
その鳴き声で何とか意識を取り戻したメイ子がふと気付くと、そこには両手を広げ
て彼女をエネルギー波から守ってくれたらしいアルの姿が…!!!
「アルフォンス様!!」「メイ…よかった…生きてた…」
うわ〜〜もうアルの鎧は胸部に大穴が開いてますね;それだけじゃありません!!
あちこちが破損して、大事な血印にまで亀裂が!!アルの魂が危ない!!
「そんな…私をかばっテ…アルフォンス様!!」
…これはもう妄想泣きじゃありませんよ〜〜!メイ子、本気でグッと来たはず!!
一方、エドも満身ボロボロながら意識を取り戻します。
右手の機械鎧は全壊はまぬがれたけど、もはや時間の問題という感じ;
そして近くに倒れているイズミに駆け寄るエド。
「師匠(せんせい)!!師匠!師匠!」……ほんとに師匠が大事なんだねv
「ホーエンハイムさんが…ギリギリ…守ってくれた…」
イズミの言葉にエドが振り向くと、そこには両手を広げて背面黒コゲになっている
ホーパパの姿が…「ホーエンハイム!!」
うわぁ煙が出てます;それに…顔面に錬成痕が見える?そして表皮がはがれ落ちて
います。まるでセリムの容れ物がボロボロになった時のように。
パパの肉体は単なる容れ物ではない…はずですよね。あくまでパパという魂が核と
なっていると言っていました。少なくとも「皮袋」であるお父様とは違うはず。
では、もしかしたらセリムは…?ホーパパと同じ状態なのでしょうか??
これは後日の考察へと回しますね!!
しかし…パパの中の賢者の石も限界がきている、というのは確かそうですが;
「おい、しっかりしろ!!」とエド。うーん、ここまで心配するなら「父さん」は
無理でも「クソ親父」くらい呼べないものか。親子の和解は最終回へ持ち越しです
ね(苦笑)
しかしそんなことを考える間もなく、ホーパパの後ろに仁王立ちになったのはお父
様;おおお恐ろしい顔;やにわにパパの頭部をひっつかみ、ブンっと地べたに放り
投げました;
「ホーエンハイム!!」エドとイズミが叫ぶも、ホーパパにはもう反撃の力など残
っていない様子…;そしてはっきりと、顔面の錬成痕から構成物質がはがれ落ちて
います。指もまた…。どうやらホーパパ、もはや一度人間に戻っている猶予はなく、
彼の迎える「死」とは大罪組のホムたち、特にセリムの容れ物が崩壊した時と同じ
ような描写になるような雰囲気になってきましたね。
ああそれなら早く!一刻も早く、エドアルの元通りになった姿を見せて安心させ、
兄弟との心の絆をしっかりと結びなおして欲しいのに…!!!!(涙)
「まずふたつ」…なんと、お父様はエドとイズミから魂を抜こうとしています!
もしもパパの中にまだ十分な賢者の石があれば、お父様は先にパパから石を抜こう
としたはず…それを投げ捨てたということはやはり、パパはもう無力なのか?
苦しみ出すエドとイズミ。しかしその時!!
「撃てぇ!!!」という怒号とともに銃器による対お父様攻撃が!!!
このアゴの形はヘンシェルさんーー!!(笑)ブリッグズ兵たちが四方の門から応
援に駆けつけたんですね!!間一髪でエドもイズミも息を吹き返しました。
「よう鋼の!!無事か!!」「たすかった!ありがとな!」
おおおヘンシェルさんたち、その場から皆をかついで脱出してくれたんですか!!
でも、これじゃ火力が足りないとエド。半信半疑のヘンシェルさんたちの目の前で、
お父様の錬金術攻撃が炸裂する…
「奴に反撃の隙を与えるな!!」激しく命令を飛ばすも、彼らの最大限の火力の中
ですら涼しい顔で立っているお父様。まだまだ余裕しゃくしゃくですね;
(2010/5/12.23:00)
とその時、作戦本部のブリッグズ兵に通信が入りました。きっと少佐からですね。
「ブルー隊、ホワイト隊につなげ!!」そして各隊に入った緊急指令とは…?
「攻撃やめ!!伏せろ!!焔の錬金術師が来るぞ!!!」
きゃーーーーーカッコいいカッコいいっ!!!これを待ってたのよーーーvvv
「いいいいいいい!?」…とお約束でのけぞるブリッグズ兵の方々もありがとう!
この人たちロイの火力は見たことないんじゃない?って気もしますが(笑)
でもいいよ!!!ここはやっとイシュヴァールじゃない場所なんだから!!!
同じセリフで名誉挽回、今度こそロイアイの雪辱よ!!!!
3:焔の錬金術師(一度この小タイトル使いたかったv笑)
来たーーーーーー!!!!!!あははははvvもう頬がゆるみますv
ロイの右手がリザたんの右肩を抱きかかえ、またリザの左手はロイを支えるように
彼の胸へと(胸ですよ!?)、右手は恐らくロイの背へと(ぎゃーvv)しっかり
当てられて……そしてロイは手のひらを貫かれたままの手袋で発火、もちろん陣無
しの手パン錬成です!!!!!
もう多くの方々が予想した通りのロイアイ共闘図だったのではないでしょうか!?
いや〜〜一時はロイの手パン錬成は見られないのではと考えていましたが…こうし
て目の当たりにできて、しかも2人の密着度がまた…(笑)何と言うのでしょう、
あの「ぎゅうv」で解禁して以来、どこのデパートでも競って置くようになった高
級ワインのように、我々の目にもごくごく自然に、すでに「定着」しつつあるこの
公式度がもう……嬉 し く て な ら な い わ け で す よ (笑)
しかもなんて可愛らしい2人v
場面の緊迫感を思わず忘れて見入ってしまいますねv
「当たったか!?」
「わずかに逸れました!右へ5度修正!!」
「目が見えんから火加減が分からん!!」
「加減する必要はありません!距離50…いえ53!!」
「どうもこの手合わせ錬成はしっくりこんな!」
…ひゃーーーーカッコいい会話vv
ただ、火加減無視とはいっても核融合反応までは行ってませんね(苦笑)見たとこ
ろ、確かにイシュ戦の時よりは火力が大きい(温度が高い?)のは分かりますが…
そしてとても残念だったのは、ロイの焔がお父様を倒す…まではゆかずとも、もう
少し決定的ダメージを与えるとか、他の攻撃よりも圧倒的にお父様のパワーを奪っ
た、くらいの描写があったら萌えるだろうと思っていたところ、特にそれはなかっ
たこと……ですね(苦笑)
まぁ「最後の戦い」ですし、ここは主人公に花を持たせるところでしょう!
いえいえ、そこまで感想はまだ辿り着いていません。
ロイの渾身の炎を簡単に手ですくい上げるようにまとめ、火の玉を作ってロイアイ
に投げつけるお父様。うーん;もう少しやられて欲しかったけど;
「正面、攻撃来ます!!」
「!?防御……こうか!?」
眼前、寸前で地面から壁を錬成してしのぐロイ。
「お見事!」
「おお…手合わせ錬成はオールマイティーで便利だな」
…しっくりこないと言ったそばから(笑)でもこれでロイアイの活躍は終わり;
ここからは全戦力、その場にいる全員が各自のなし得るかぎりの攻撃力をもって、
お父様に賢者の石のパワーを使わせ続ける作戦です!!
「反撃のスキを与えるな!!」…少佐の檄が飛ぶ!!
「削れ削れ!!」…作戦本部が叫ぶ!!
そしてブリッグズ兵たちが!少佐の錬金術攻撃が!ランファンの爆弾が!ザンパノ
のトゲが!ゴリさんの怪力が!
すべての攻撃がお父様ただ1人に浴びせかけられる…!!
少し離れて見ていたグリードは、1人悦に入っていました。
「ははっすげぇ!!あの力がありゃあ世界は全部俺の物にできるぜ!」
しかし、彼の中からはリンの声が…
「世界の王になる、ってのはこういう事だったのカ?」
「おうよ!神が手に入ればこの世は全部俺の物だ!!」
そして自分の中の空っぽがこれで埋まるかもしれない、生まれてからずっと続いて
いた乾きがおさまるかも知れない、と。
もはや、何だか泣けました(涙)ああこの人も苦しいんだなと…。エンヴィーから
こちら、ホムンクルスたちのそれぞれに飢えた哀れさには涙を禁じ得ません;
中でも「満たされない罰」って恐らく、他の罰よりもずっと重いですものね。
ギリシャ神話にもよくありますが、汲んでも汲んでも満杯にならない水瓶とか、死
ぬほどノドが乾いてるのにどうしても近づけない泉とか…。
でも、
106話の感想内考察
(「ホムンクルスの矜持」について)でも触れましたが、
彼らホムンクルスに与えられた罰は、お父様のマインドコントロールを捨てること
によって乗り越えることができるんですよね。つまりホムンクルスの矜持を捨てさ
えすれば、グリードも先月のセリムのように魂を浄化されるんです。
「…あさましいなグリード。おまえの欲しいものはそうじゃない」
ええ、リンはもう気付いています。それは「な」のつくものだと…(あはv)
本当はグリード自身ももう気付いているみたいですね。
ただ、認めたくないと(苦笑)それこそが捨てるべき矜持なのに!
「……だまってろションベンガキが!俺は強欲のグリードだ!!」
…あと少しねv
しかしグリード、ここでついに「お父様」を手に入れるために走る……!?
(2010/5/13.1:25)
4:グリエド!!!!
さて、お父様への一斉攻撃はまだまだ続いています。
今度はホーパパがプライドを閉じ込めた時のような土ドームをイズミが錬成し、そ
れがお父様を包囲する直前にロイの焔を封じ込める、少佐考案「蒸し焼き」作戦!
しかしこれもすぐに崩壊してダメ…;
お父様は同じように腕組みして立っているだけです。
「まったく効かん……!!あの防壁をなんとかせねば…!」少佐も焦り顔;
いったいどこまで保つんですか、お父様のパワー!?
「無駄だ。人間ごときでは私に指一本触れる事はできん」
するとその時、そこへ駆けつけたのは……今まで傍観していたグリード!!
「人間がダメなら人造人間はどうだ!!ぬぉらっ!!」
おお、確かに指一本、こぶし一つは触れましたが……しかしこれは逆に;;
「いい所に来たなグリード。親孝行な息子よ。ちょうど賢者の石が欲しかったとこ
ろだ。貰い受けるぞ」
「うおおおこの…」
グリード危うし!!お父様の顔にめり込んだ拳を通して、グリードの中の賢者の石
がどんどんお父様の中へと吸い取られてゆきます;
けれど、何という驚き……これが自分を囮に使ったグリードの作戦だったとは!!
「……なんつってな!賢者の石を欲しがってるなら俺と接触するために防御を一旦
解くだろうと思ってよ!!」
ああ、お父様の背後からエドの渾身のパンチが!!
なんて息の合ったコンビなの!?(笑)この2人、相当好きですv
しかし、お父様はノーモーションで背後にバリアーを錬成;不意討ちでも振り向か
なくていいんですからほんとに反則ですよね;
凄まじいエネルギーの壁に阻まれ、エドの右手機械鎧はなかなかお父様の頭部に届
かない…!!歯がゆい;うわぁもうバチバチ、ビシビシと崩壊音がしています;
(保ってくれよオレの腕!!)
…と、その瞬間。
お父様に何か違和感が生じ、いきなりバリアーが消滅しました。周囲のエネルギー
が消えたせいで、みるみるうちにバラバラに崩壊してゆくエドの右手。ああ…;;
ダメか!?と焦る表情のグリード。そしてエドもあきらめかけた…けれど??
お父様には明らかに異変が起きています。体内の何かが…
(!……っ…あきらめるな!!)
エドのド根性キックが炸裂!!それはお父様の腕で受け止められはしましたが、そ
の衝撃は明らかにその腕にダメージを与えています!!
賢者の石が…体内の石の魂が、心なしか患部から漏れ出しているような…?
「素手で…防御した…」
それを見ていたホーパパがつぶやく。そう、今まで法則無視錬成でやりたい放題
だったお父様は、初めて素手でエドの蹴りを防いだんですよね。
「奴の限界だ!!」ついにパパは見抜いた!!
「あいつはもう神とやらを押さえこんでいられない!!」
うひゃーーーお父様の口から、日蝕で飲み込んだ大きな目玉が出かかってる!!
「おおおおおおおぉぉおおぉおぉおぉおおお」
気色悪く咆吼するお父様;
そしてまるで神を手放すものかと言わんばかりに、狂ったように地面に手を着き、
再び膨大なエネルギー波を辺り一帯に放つのでした…!!(2010/5/13.2:38)
5:世界を救うための兄弟の選択はこれですか!
ひどい;戦闘参加した誰もがすでに満身創痍だったのに、さらなる傷を…(涙)
そして当のお父様はもはや、先刻までのようなエド似の美丈夫ではなくなっていま
す。目から、口から、あらゆる部分から体内の賢者の石が…石の魂が漏れ出し、ま
るで死肉を求める餓鬼のように「石……賢者の石……」とつぶやきつつ、瓦礫の中
をさまよっています。もはや神は神でも死神みたいですね;
そして、獲物を見つけた…!!視線の先には……エドが!!!
「逃げろエドワード…!」それに気付いたパパがうめくように声を出す。
「兄さん…逃げて…」アルも気付いて声を出す。
でも鉄筋コンクリの瓦礫に打ち付けられたエドの左腕には鉄筋が刺さっています。
出血もひどいし、右手も失われて錬成も不可能。これじゃ逃げられないよー!!
絶体絶命の兄を見て、アルはここで運命の賭けをしようと決断します。
世界を救うための唯一の、けれど自身の死を賭けた、大いなる選択を………!!!
「メイ…頼みがある」
「兄さんは右腕を犠牲にしてボクの魂をあそこから引っぱり出した。等価交換だと
言うのなら、逆も可能なはずだ」
……。しばしの沈黙のあと、メイ子はアルの意図を察して緊張した表情に。
「アルフォンス様。何を考えてるんですカ……」
はい!!今すぐに!!ここで……!!エドの生身の右腕を取り戻すために……!!
エドが等価交換で取り返してくれた自分の魂を、逆に真理くんに差し出そうという
んですね……!!!!!
ああ……アル……っ!!!!何てことを何てことを……
しかしそうしている間にも、飢えた鬼のようなお父様はエドに近寄ってゆきます。
「道を作ってくれるだけでいい。できるだろ?」
「そんな事したらアルフォンス様ガ……!!」
「時間が無い。…時間が…」
見ればアルの血印から錬成光が…もう魂がここにとどまっていられないんですね?
「お願いだ。こんな事頼めるの、君しかいない」
…メイの大きな目から、堰を切ったように涙が伝って落ちる。
もうアルメイ萌えなどと言っていられない…私の目からも滝のように涙が…(号泣)
せっかくここまで来たのに…!!
あの25巻での叫び…やっと自分の肉体の元に行き着いたのに、世界を救うために身
を切る思いで真理空間を後にした、あのアルの叫びを読んだばかりなのに!!
そして兄のエドが文字通り心血を注いで、ただひたすら弟の身体を取り戻すためだ
けに長い旅を共に続けてきたことを解りすぎるほど解っているアルなのに!!
でもいま、世界を救うための、その唯一の手だてとなる兄の右腕を……彼自身の魂
のために兄が犠牲にしてくれた「その右腕」を取り戻すために、彼ら兄弟が今まで
積み重ねたすべての可能性と希望をフイにしても、自分の魂をもう一度真理の元に
預けようというのか……!?
なんという選択をするのアルフォンス・エルリック!!!!
世界を救うため……しかもそれは決して、アルにとっては自己犠牲などではないん
ですね!!いつかゾルフに向かって言い放った、「自分たちの身体を取り戻しかつ
皆も救う」という等価交換を超えた結末を、アルは実現する気満々なんです!!
この子は兄を1000%完全に、信じて疑っていない……
もう最ッ高に男前だよアルーーー!!ああ涙で何も見えませんよー;;(だだ泣き)
メイの泣き顔が、ぐしゃぐしゃにゆがむ…
錬丹術も錬金術も熟知したこの子には、アルの心も思考も手に取るように理解でき
たはずです。そして読者にも、メイの存在意義はまさにこの場面、この瞬間のため
に用意されたものだったと理解できましたね。まさに神展開……何度も言いますが、
もはや牛先生の深謀遠慮には脱帽どころかもう剃髪してもいいくらい;
さぁ、そうしている間にお父様はすでにエドの眼前に迫っています!
「石…人間… エネルギー よ こ せ」
もう正常に言語を発することもできないお父様…。ホーパパがエドの名を呼びます
が、彼もまたすでにエドを助けられるだけの余力を残していないようです;
その時、エドの右手があるはずの空間に数本の鉄くさびが刺さる……!!
アルの渾身の願いが、ついにメイに心を決めさせました!!
あああなんてカッコいいんでしょうメイ子っ;(うわーもう転げ回りたい!!)
妄想少女から本気の乙女へ!!その顔には揺るぎない決意がみなぎっています。
もちろんアルの身体を取り巻くように配置されたくさびと連動し、これでエドの右
手との「道」ができたわけですね。
呆然とエドが見つめる先で、もはや起き上がることもできないアルの両手が、痛々
しく、でもはっきりした意思をもって宙に上がる…。
「何をする気だアル……おいやめろ……」弟の決意を、エドもまた悟ったか。
けれど、そうですね、それはエドにとっては……!!
命を賭けて必ず取り戻してやると誓った弟の肉体よりも先に、自分の罪がもとで代
償としたはずの自分の右腕を、あのときやっとの思いで取り返した当の弟の魂と引
き替えに、ほくほくと再び自分の身に返してもらうという……許せない行為でした。
きっと死よりも恥ずかしい恩赦、のようなことだったはず。
旅のふりだしに戻るよりもなお辛い出来事だったのではないでしょうか?
「アル……おい……」
ああ、鎧の手の中に満ちてゆく太陽が見える……!これも何か象徴的ですね。
そしてアルの心を思って泣き続けるメイの、女の子の涙が切なくも美しい(涙)
「勝てよ。兄さん」「や め ろ ーーーー っ !!!」
太陽を捕らえるように合わさった両手。
まるで神への祈りじゃないか、というリンのつぶやきが耳に聞こえた気がします。
そして鎧の両手は自らの血印に……!!!
凄まじい錬成光とともにアルの目の光がふっと消え、次の瞬間、彼は扉の前に立っ
ていました。目の前には、痩せ細った彼の肉体が…
白い、清潔な、音のない真理空間の中で、二人のアルが言葉を交わします。
「もういいのかい?」
「うん、あとは兄さんを信じる」
肉体のアルは微笑み、ああここでやっと、ついについに……
大きな鎧の手と、小さな痩せた手が、かたくお互いの手を握りました。
あああ神よ…!!!もはや涙腺決壊どころの騒ぎではありません……洪水です!!
だってこのふたつの手の大きさが…っ(号泣)あまりに違うんですもんー!!!!
そして魂の入った肉体、いいえ!今度こそ完全な「アル」を残し、役目を終えた鎧
はサラサラと風化して消えてゆきました。
ふと見れば、そこには精神の混線によって兄・エドワードの真理が…!!
「よう。中身、入ったんだな。あいつはおまえを取り戻しに来るか?」
「来る。絶対に」
ニヤリと笑うエドの真理。ああ、その右手が!!アルの魂の代償となっていた右手
がこちらもサラサラと風化して消えてゆきました。…ということは?
「何を犠牲にするか楽しみだ」
…このクソ真理……(歯ぎしり)
はい、これでもう決まりですね!!エドは必ずここにやってきて、この真理の野郎
をぶっ飛ばし、左足とアルを取り戻して堂々と帰ってゆくに違いありません!!!
その時の代償、犠牲についてはまた考察コーナーへと回しましょう!!
一言だけ言及するならば、あの23巻でアルがゾルフに向けて言った言葉があるかぎ
り、もはや真理にはこれ以上いかなる代償も支払われないだろうと思われますが。
(2010/5/14.0:05)
6:小僧!!チビ助!!エドワード君!!鋼の!!
そして再び戦場のエド。
半信半疑で見つめる視線の先で、おお…失われたはずの彼の右手が確かに!!戻っ
てきましたーーーーー!!!!!
も、もう、もう、……神展開超えてますよねコレ;ガクブル;
「バッ…
カ 野 郎 ーーーーーーー ッ !!!」
アルの自己犠牲(=本人にとってはそうじゃないと思うけど、エドやメイにはそう
思われてしまうはず)を知り、エドの怒りが…自分への怒りが爆発、爆裂!!!
(確かにこちら世界から見れば今のアルは「死」とほぼ同義の状態ですもんね;)
何年ぶりかの生身の両腕錬成が冴え渡るっ!!
加えて無制限に使えるこの地殻エネルギー、そしてエド自身のはらわたが煮えくり
かえるような怒りが、彼を錬金術最強戦士へと変えています!!
怒濤の波状攻撃により、お父様はもはや自己再生どころか石の中の魂を失い続ける
ばかり…。今度こそエドの方が優勢に転じた!とみて、その場の全員がエドにエー
ルを送ります。が、その呼び方がね…(笑)
おかしいくらい、みんなそれぞれに異なるのが超GJです!!(あはは〜v)
「行けーー!!小僧ーーっ!!(キメラズ)」
「やったれチビ助!!(ブリッグズ兵)」
「エドワード君!!(リザ)」
「エドワード・エルリック!!(少佐)
「エド!!(イズミ女史)」
……なんて愛されてるのエド!!(笑)みんな、みんなが応援してるよーー!!!
ここからが人間のしぶといところ!!!人間の底力ですよね!!!
その光景。皆が傷だらけになりながらも、精一杯のエールでエドを勇気づけている
光景に圧倒されたように、グリードは立ち尽くしていました。
「もうわかってるんだろうグリード。おまえが欲してやまなかったのは「あれ」な
んかじゃなイ」
リンの諭すような声。グリードの視線の先で、その「あれ」…お父様のなれの果て
がこの上なく醜悪な姿をさらしています。それを、本当に神と呼べるの?
…否。今度こそ、やっと、グリードも認めざるを得なかったみたいですね。
「ああそうだ。俺が欲しかったのは……こいつらみたいな仲間だったんだ」
……ぐすっ……泣かせますねっ;どの子もこの子も……っ!!!(号泣)
拳を握って、噛みしめるように目を閉じる。この心から満足した顔を見てあげて!
どうしてこう、意固地は遠回りなのに、意固地なヤツほど近道だと思い込んでるの
かしらね…(苦笑)プライドもそうでしたが、グリードも愛おしいです。
やっと心の渇きも癒えたいま、ホムンクルスの矜持とともに強欲の呪いは浄化され
て消えていったことでしょうが…。
しかし、先刻お父様に吸収されてしまった賢者の石の分、グリードの魂は弱ってし
まっているはず。やっと満たされることを知り、これだけの仲間ができたんですか
ら、できれば何とかこのまま生き延びてほしいものですが…;
まさか、最も近い仲間であるリンの肉体を借りていることを悔いて、自ら身を引く
…などという結末もあり得るのでしょうか。うあぁ〜それも今となっては切ない;
色々とご意見も頂いたことですし、このあたりも考察へと回しますね!
「エドワードさン!!(メイ子)」
「エドワード…(パパ)」
「……行け……(ランファン)」
「鋼の!!(ロイ)」
まだまだ皆が異なる呼び方でエドを呼び続けていました!!(笑)
さあ、そして怒りのパンチがお父様の顔面にめり込む……!!
「立てよド三流」
「オレ達とおまえとの、格の違いってやつを見せてやる!!!」
おお、1巻の名セリフが再びーーっ!!!
これがまた素晴らしい効果を…(涙)この瞬間、約束の日にはいってからこちら、
ロイアイや閣下やスカーや姉上に比べるとあまりめざましい活躍ぶりではなかった
エドに、物語の主導権ががっちり、ガッツリと戻ってきたのが分かりますよね!
さぁ、もう今度こそ掴んで離さないのよエド!!!!(笑)
最後はこの子。そうですよねもちろん!!!!
というわけで、第107話『最後の戦い』でした。
まさに血湧き肉躍る、紙面から立ちのぼるような戦場のにおい、彼らの叫び声…
そして圧倒的なまでにパーフェクトな説得力と、もうそこに導かれるしか感情の行
き場がない!!という、号泣シーンの連発……
もう、この感動を表現する語彙を本当に持ちません;参りました…(平伏)
初読時はただひたすらに、「次が最終回なんて認めたくない!耐えられない!」と
思っていたはずなのに、深く身をひたして読んできた今では不思議なほど冷静に、
来月のグランドフィナーレを迎えられそうな気がしてきたのも、魔法かな?(笑)
……あ、そう書いたらやっぱり悲しさに耐えられなくなってきた;
どうしましょうね皆様!!
本当に管理人、7月からどうやって生きてゆけばいいのか…想像もつきません;
どれほどこの連載が生きる糧になっていたのか…(苦笑)思い知らされますよね!
もはや、長らく続けてきた本誌考察も最後になります。
でもここまで来てもまだ考えてみたいポイントがあるなんて幸せなことかも!?
もちろん終了後にはまた作品考察めいたものを書いてしまうと思いますが、とにか
く最後まで、気をゆるめずに駆け抜けます…!!
みんなは鋼のためにv鋼はみんなのためにv(?)(2010/5/14.2:25)
***************************************************************************
以下、考察コーナーになります〜。
◆奥さまと国民に何が伝わるのか(後始末考察)
物語も大詰めを迎え、対お父様戦の決着と同じくらい気になってきたのが、この大
事件がこの国の一般の人々にどう伝えられるのか、どう受け止められるのか…とい
う「後始末」の仕方だと思います。
そしてここに来て、アニメ56話でのラジオ局場面ではフォローと思われるかなりの
セリフ改変が見られるなど、私が個人的に原作から推測していた流れとは異なる方
向へ流れてゆきそうな気配が…。
「必ずしも一枚岩ではないブリッグズ組とマスタン組」を想定していたところです
が、どうやらブレダたちマスタン組は「状況判断上、仕方なくアームストロング少
将を叛逆者に仕立てた」というのが本流な様子。せっかく「閣下の味方である」と
いう姿勢に国民が食いついたのに、このままではマスタン組はいずれ「情報を整理
したら閣下こそが敵の手先だった」と発表することになりそうなニュアンス。
すべては戦略だとはいえ、それをやってしまうと奥さまの立場は一層惨めなものに
なりますし、何より国民側が混乱することは必至ですよね。
しかし、かと言ってセリムもあの状態ですし、奥さまが真実を知らずに終わる結末
ももはや考えられなくなってきました。(
105話の感想内考察、「奥さまに与えられ
る「救い」とは」では、そういう仮説も考えていたのですが…。悪いことはすべて
軍上層部になすりつける方向で。)そしてロイの「事がすんだ後で我々が正しかっ
たことを証明して頂くために」という奥さまへのセリフも、必ず生きるはずの伏線
ですし…。
では、帰還した閣下が叛逆者の戦車をやっつけたのを「ざまみろブリッグズ兵!」
と喜ぶ中央兵と、便所サンダルでぶたれた将校に「大総統はそのために作られたリ
ーダー」と聞かされて軍バッジを捨てた中央兵との、その温度差をいつ、どこで、
どうやって、誰が埋めるのでしょうか?
これは軍内部だけでなく、そのままこの国の一般国民の問題でもあります。
一体誰になら埋められるでしょうか?
色々と考えたのですが、これは正直言って、誰にも無理だと結論しました。
次期トップの候補3人、ロイ・姉上・グラマン、3人ともそれぞれに無理ではない
かと思います。ロイはラジオ局を使って国民に名を売り、姉上は実力とカリスマ性
で一部の中央兵を味方につけた。けれど、それだけです。グラマン中将は階級だけ
は高位ですが、恐らく知名度がないし、戦いにも参加していない。そしてマイルズ
さんに列車爆破の計画犯であることを握られている。
3人とも人々を納得させる決め手をそれぞれに欠いている気がします。
では誰の言葉なら兵士たち及び国民を納得させられるのか?と言えば、それはもう
閣下本人、あるいは奥さまの言葉しかないのではないかと…思えてきました。
以前の考察(2008年くらいの段階)で想定して、その後私もいったんは捨てた可能
性なんですが、こうなるともう閣下自らが真実を克明に告白した公文書とか、肉声
での録音が遺されているとか…それが後日のためにすでにシュトルヒさんに託され
ているとか、そういった展開しか思い浮かばなくなってきました。
そしてそれを肯定、証明するのがロイと奥さまですね。ロイは閣下の生い立ちを直
接話してもらったことを、そして奥さまは「それでも確かに夫は私を愛してくれた」
と、真実を証言することが可能です。
ランファンとスカーだけが聞いた、閣下の最後の言葉も伝えられて生きてきそうで
すね。少なくともロイは、奥さまに「(あなたが閣下に捨てられたのかどうかは)
分かりません」と言っていますから、閣下が奥さまを真実愛していた確証を得れば
100%必ず彼女の名誉のために動くはずでしょう。閣下の中の、「人間として生きた
部分」のために、です。
ほんの少し前まで、この件については関係者のみが内部で処理し、国民にはホムン
クルス云々の難しいことは知らせないで終わるのではと予想していたんですが…
しかしアニメの方での改変やフォロー、そして本誌107話ではもはや対お父様戦が
人柱だけの戦いではなくなっている(ブリッグズ兵があそこまで参戦するとは思わ
なかったので)…ということもあって、考えを改めました。
確かに、ロイと閣下との「見えない絆」の伏線を生かすにはそれが最もスムーズな
方法かも知れません。(この「見えない絆」についてはもう本誌を飛び出してアニ
メ感想内でもあちこちで述べてきたので、ここでまた書くことは自粛します;)
もちろん、あの誇り高い閣下が「言い訳」めいた手記や何かを残すだろうか?とい
う疑問も大いに確かにあるんですけど…。
でも、今のままではどう考えても、それなりに国民の人気だって高いのに、あまり
にも国民に対して不誠実で無責任だなと思うんですよ…閣下が。(だってどの描写
を見ても、国民は「これでブラッドレイの悪政が終わるかも知れないな…」とか一
言も言ってないんですから。むしろクーデターで新しい指導者が生まれる方が不安
そうですよね)
また、もしも閣下が後日へと何も遺していなかった場合でも、ロイが自主的に「閣
下(と奥さま)の名誉を守るため」として、その哀しい生い立ちを国民へと明かし
てくれることはもちろん信じています。軍バッジを投げた中央兵たちだって、その
真実については知らされていないわけですしね。
もしかすると、人々はそれら真実を聞いて「閣下の行いについて自分で判断せよ」
という立場に立たされる可能性も…?うーん……イシュヴァールの人々にとっても、
その判断は難しいですけど。でもどうでしょう、人々は閣下を理解してくれるので
しょうか。夫妻の真実の愛が、人々を動かすでしょうか。
ともかく、最終的に奥さまが肩身狭い思いをすることにはならないだろうという、
その予想だけは個人的に絶対に揺るぎません。それだけは、決して!
もしも人々が夫妻の愛を信じ、王とその伴侶の絆を祝福してくれたなら…もうそれ
に勝る満足はありません。また、そうであってこそ閣下も奥さまも真に救われるだ
ろうという思いも、正直なところです。
甘いでしょうか?(笑)でも、牛先生の人間性を信じています!
(関連して、
105話の感想内考察で「閣下が遺したかも知れないこと」というのも書
いています。ご興味おありの方はどうぞ☆)(2010/5/18.1:05)
◆ぶっ飛ばされること確実の真理に代償は支払われるか
(真理+パパ+フラスコ考察)
最初に結論を言ってしまえば、ずばり、ミジンコ一匹分も支払われないと思います。
牛先生がエドにあそこまで断言させていること、そしてアルが23巻でのゾルフへの
セリフで「元の身体を取り戻してかつ皆も救う」と言っている以上、さらに牛先生
ご自身が「物語は等価交換を超えたところで決着する」と断言しておられる以上、
最後にまたエドやアルが真理くんへの代償として命や肉体に類するものを支払うこ
とになるとは到底思えません。
「悪党とは取引の必要なし!オレの総取り!」というあのセリフが、最後にまた生
きるのではないでしょうか?(懐かしいですねv)
ただ、もちろん現時点で代償としてうってつけのキャラクターが2名ほど存在する
ことについては否定しません。お父様(=フラスコ)、そしてホーパパですね。
ホーパパについてはそれこそ数年来、「父親として長い間何もできなかった事の埋
め合わせのため、息子たちを元の身体へと戻す代償として自らを真理に与える」と
予想されてきただけに、今月号で事実上の人質となって真理空間に残ったアルのこ
とを考えれば、エドと一緒に真理の元へ行って「俺が代償として残る」と言い出す
展開はものすごくありそう…ではあります。(というか、それで綺麗に片付きそう
だというのもよく分かります。)
しかし、もしもそういう展開になりますと、ホーパパが「元に戻った息子たちを見
て父親として安心する」とか、「晴れてエドアルに「父さん」と呼んでもらって親
子の絆を取り戻す」といった、「パパへの救い」の描写が無いままに終わってしま
うことになるのです。
さらには1巻から長らく「アルは自分が元に戻す!!」と心に決めてきたエドのプ
ライドもぶち壊しになりますよね。今月号でアルに先を越されたことをあれっほど
悔しがっているエドなのに、この上まだ真理の代償を父親に肩代わりされた、など
という展開になれば、「オレの存在意義は何だったんだよ」ということに…。せっ
かく「最後の〆はエド!」という空気になったところへ水を差します。
ですから、やはりアルをあそこから引っ張り出すのはエド。
そして兄弟は等価交換を超え、真理をぶっ飛ばして「総取り」でこの空間へ戻って
くる…というのが王道のように思えます。
「聞き分けのない子供のワガママこそが、既成概念を壊して新たな真(ことわり)
を世に認めさせる」というのが牛先生の意図する物語の主眼ですし、先月散ってい
ったゾルフもそのことをすでに見越していましたよね。
というわけで、この件についてはもはや他に予測の余地はない…気がします。
一方、それではお父様(=フラスコ)は最終的にどこへ?という疑問ももちろん当
然ですよね。そして「ヒゲが世界を救う」というヒゲ本人であるホーパパが、具体
的にどうやって最終的に世界を救うのかも…。
こちらは難しいですが、フラスコについては3つの「消え方」があると思います。
1:真理空間へと去る(元いた所へ戻る)
2:ホーパパの一部へと戻る(吸収される?)
3:他のホムと同じようにその場で雲散霧散する
……ですね。
いえ、それ以前に、お父様は「マリモ状態」へと戻ってしまう可能性が高いと思い
ます。今月号であれほど石の力(元クセルクセス人の魂)をだだ漏れにしていたか
らには、来月号の早い段階で「神」を放出することになるでしょうし、その後もエ
ドの攻撃を受け続けたとすれば、「クセルクセス最期の日以前」の状態……つまり
マリモへと戻るしかありませんから。
そこで初めて、否、やっと。
ホーパパとフラスコとの、300余年ぶりの、同じ目線での「対話」が叶うことになる
と…そんな気がします。この最後の戦いで、ホーパパとお父様(=フラスコ)との
「対話」がこのまま無いままに決着がつくこともまたあり得ないと思いますから。
「おまえがしなかった事…それこそが対話だ」と指摘したからには、パパはフラス
コともう一度きちんと「対話」をしたいんですよ。
なぜならホーパパはフラスコの「親」でもあるから(苦笑)
おいたをしたガキを叱るって言ってましたからね。
その時にフラスコが「容れ物」なしでも大丈夫なのかどうかは不明ですが…。(死
んでしまうまでのわずかな間の会話になるのかも??)
でも、戦いの最後にまた元の無力な姿に戻り、パパと会話するとしたら……想像す
ると何やら哀れで涙が出ますね。あんな大暴れをした後で…
でも恐らくは、フラスコに「救い」を与えることはパパにしかできない技でしょう。
そして「世界を救う」とは結局、フラスコを救うことなのかも知れませんよね。
もしかしたら「おまえは血を分けた俺の家族だよ」とでも言ってあげるのかな…?
さんざん出てきた「エドアルはホムンクルスの血族」の伏線も、最終的には「エド
アルがこの世で生きてゆくことでフラスコの血族が残る」ゆえに、フラスコも孤独
ではない…という具合に落ち着くのかも知れません。
そして「人間になりたい(完全な存在になりたい)」という願望をつないでゆくの
がセリム…だったら本当に万々歳ですし、奇跡ですよね(笑)
でも、何度も書きますけどそれでこそ「結果としてラスボスの野望が叶う」という
驚愕のエンディングになりますし、「勧善懲悪という等価交換」を超えるラストに
もなると…思うんですけど。(いや、的外れだったら笑って下さいね;)
そしてホーパパの最期はと言いますと、これは正直…予測不可能なんですが;;
フラスコが霧散してゆくのを看取るか、フラスコを真理空間へと送ってやるか…
その辺りは分かりませんが、ともかくパパ自身の最期も3つの可能性があると思い
ます。
1:人間のような死(遺体が残る)
2:中の魂を使い果たし、ホムンクルスのように雲散霧散
3:フラスコと一緒に真理空間へ行ってそのまま
……どうも発想が貧困ですのでこの程度しか思いつきませんが。
でも、1はもはや無理ですよね?今月号では明らかにパパの「構成物質」がはがれ
落ちているように見えますし、生身の人間に戻っている時間はもうありません。
(どうやったら戻れるのかも私には分かりません;)
2は、現在もっともあり得そうな可能性ではないかと。
3もあり得そうですが、話の順序としてたぶん、パパの最期よりもエドアルが真理
空間から帰ってくる方が先ではないかと…思うんですよね。そしてエドが「真理を
ぶっ飛ばした」あとでも誰かの真理の扉は普通に開くのか?という疑問があるんで
すが…このあたりは皆目、分かりません;
(つまり真理は本当は1つor1人というか、鏡のようなものであって、扉を開く人
を映しているだけ、という感じですか。そうでないと、ロイの視力を取り戻すには
またロイが真理空間に行ってロイの真理君をぶっ飛ばさないとダメ、という羽目に
なりますが、もうそんな時間は無さそうなので…;ですから個人的には、エドが自
分の真理くんを倒せば、おおもとの鏡が割れてしまう感じで、人柱全員の身体が元
通りになるのでは…と思っているんです)
従って、ホーパパの最期は2かな?という気がしますね。もちろんどの程度まで体
内の石が減っているのかにもよりますが…。でも、この人の場合は「死は解放」に
なるわけですし、天国ではやっとトリシャに会えるわけですし…
個人的には、エドアルの五体満足を見届けて親子の絆さえ結びなおしてくれたなら、
ホーパパの死にはむしろ不思議な祝福というか…物語としての満足を感じます。
と言ってももちろんすべては推測にすぎませんが(苦笑)
しかしこうして見ますと、やはり「地下の閣下」と「地上のホーパパ」との、2人
のヒゲの対比は凄まじいものがありますね。どちらにとっても「死は解放」だし、
どちらも人間の女性との真実の愛によって救われて…v
うーん、やはりパパが「国土」を守ったことになるのなら、閣下が守ったものはそ
の上に乗る「社会」だと、そう考えたいところですが、最終回や如何に…?
どこから考察しても閣下へと辿り着いてしまう管理人の脳を憐れんで下さい(笑)
◆グリードの行き先は?(新旧グリード考察)
上の感想部分にて、「グリードもお父様のマインドコントロール(=ホムンクルス
の矜持)を捨てることで、先月のセリムのように魂を浄化されるのに…」というよ
うなことを書いておりましたところ、その後相次いで、「先代のグリードはあのと
きにすでにお父様の呪縛から解き放たれていたのでは」「先代の時代に既に仲間を
得て満たされつつあったのに、それに気付かず永遠の命だのと他のものを求め続け
て結果仲間を失ってしまったという傷のせいで、現グリードは「仲間」についてな
かなか認めることができなかったのでは」というご意見を頂きました。
ヒザを打ちました管理人。はい、私は先代グリードのことは完全に失念しておりま
した(笑)
そんなわけで、今月号の描写も踏まえてもう一度「グリード考」そして「ホムンク
ルスの矜持考」をやり直してみることにいたします。
(鋭いご意見を下さった貴方様、雉人様、ありがとうございました☆)
確かに、先代のグリードはデビルズネストの仲間たちを「魂の家族」としてその魂
に刻んでいたのでしたね…!その絆は確かに、正真正銘の本物だったと思います。
ですから、その時点でグリードは「お父様の呪縛」から解き放たれていたと……考
えることもできる、のかも知れません。
ただ、それではなぜエドアルを問いただし、更なる「永遠の命」を手に入れようと
していたのか?と問われると、そこでやはり言葉が詰まってしまうんですよね。
つまり「お父様の呪縛」とは、単に「お父様のために約束の日の準備にいそしむ気
持ち」ではないということです。お父様から離反しようとも、お父様と同じ魂の渇
きを感じているかぎり、それは呪縛から逃れたことにはならないのだと思います。
彼らは7つの大罪として7つの罰を与えられている存在ですが、グリードの場合は
その「強欲」の渇きを感じているかぎりは、どこまで行っても先月のセリムのよう
には魂が浄化されない、ということでしょう。
結局ここで分かるのは、「魂の家族」として仲間を魂に刻んでいてさえ、魂は満た
されていなかったという事実ですよね。
先月の感想内考察で書いた「ホムンクルスの矜持について」では、「グリードの感
じている「友情」や「人間らしさ」が果たして本当に「強欲」から出たものではな
いと言い切れるか?」と書いたのですが…。先代グリードはどうでしょうか?
「ホムンクルスの矜持」とは、人間を見下して優越感を持つこと。
先代グリードは、確かに仲間については対等に接していた…のかも知れませんが、
その仲間たちはみな「手下」だったわけで…。(奇しくも現グリも同じなんですけ
どね笑)うーん、どうでしょう。先代グリードの仲間愛については疑いませんが、
それが「所有欲」から発信された愛ではないと完全に言い切れるかどうかは、ちょ
っと分かりませんね(苦笑)さらに言えば、その仲間たちはみな「半分は人間じゃ
ない」集団だったわけですから、通常の人間に対しては見下す心もあったかも知れ
ません。
件の考察ではまた、「人間の情愛は「無償」、つまりグリードが心から「無償で」
友のために尽くした時、真に今後を生き延びる資格が与えられるのでは…」と書い
たのですが、この「無償」という部分が肝心なのではないかと思います。
今月号で現グリードがとった行動は、どう見ても「無意識の自己犠牲」ですよね。
自分の命の源である賢者の石を囮にお父様に隙を作らせる…なんて!
それすらも、「お父様を弱らせて最終的に自分が神をぶんどるため」と考えること
もできるでしょう。でも、あのエドとの息の合い方を見ると…もうとてもグリード
にそんな利己的な感情があるとは思えないんですよね。
そしてついには、彼らと一緒に戦っている事実そのものが満足なのだとようやく気
付く彼…。ああもう…ここは何度読み返しても本当に泣けますよ!
さあ、ここまで来ると先代グリードと現グリードとの差は明らかですね。
「満たされる」ということも、等価交換を超えた世界なんです。恐らく牛先生が最
後までグリードの件を引っぱってきた理由はそこにあると思います。
代償(まぁ普通はお金)を払って手に入れる、満たされずにどんどん増やす。その
「強欲」のモデルは何もグリードだけに代表されるものではなくて、普通に現代の
人間の中にもあるとおっしゃりたいんですよね。
けれど、愛には(それが仲間愛であれ家族愛であれ)代償はいらない。無償です。
そしてその無償の愛に気付かないかぎり…自分も無償で愛を返さないかぎり、7つ
の大罪の呪いは解けないし、魂は浄化されず、満たされないのです。
それを物語の中で体現してゆくのがプライドでありグリードであり、それがここま
で彼らが生き残った理由だった、というわけですね。なんという見事なストーリー
運びなのでしょうか(感涙)
気になるのは、もはや満たされてしまったグリードが最終回で「無償でこの身体を
返してやるよ」と言い出す可能性ですが…どうなるのでしょう。生き延びてほしい
思いは切実ですが、最期は仲間のために自己犠牲で…という結末も、ここまでくる
と視野に入ってくるように思えます。(リンを助けるために、とか)
結局、先代のグリードは本当に「惜しかった」のでしょうね。あのまま仲間たちと
幸せに暮らしていればいつかは満足を知ることができたようにも思えますし…。
巡りめぐって、彼はエドアルに人生を狂わされたことになるんでしょうか?(笑)
そして最後に残されたお父様についても必ず、プライドやグリードのようなドラマ
が描かれることでしょう。
結論として等価交換を超えることだけが、お父様に勝つ方法なわけですから。
(ご意見を下さった方々に重ねて御礼申し上げます☆)
◆キャラクター別、回収されてない伏線リスト(笑)
誰もがやりそうな企画ですが…「まだまだたくさんある伏線についてどう思われま
すか?」というご質問がありましたので、ふとリストを作ってみたくなりました。
思いついたら加えてゆく感じで(笑)
その伏線としての切実度はあくまで私基準ですが、以下に定めてみました。
◎…必ず回収されるはず。○…回収される可能性あり。△…運が良ければ回収。
●…1コマ程度でもじゅうぶん回収可能。
※6/2、さらに5件追加しました。この色の文字の項です。ご協力下さった雉人さん、
ありがとうございました☆
※6/4、またさらに3件追加しました。ご協力下さったいしこさん、ありがとうござ
いました☆
エド
◎真理ぶっ飛ばし+左足取り戻し。
◎父親のことを認める(父さん、と呼んであげるはず)
◎セリムを奥さまにお届け。
◎ウィン子のアップルパイを食べに帰る。
◎ウィン子に「嬉し泣き」させる。
◎ウィン子にピアスを返す。(いしこさんよりご指摘。まだでしたよね?)
◎ロイと520センズの約束のやりとり。
◎「皆の笑っている顔が見たい」(これは最強の伏線ですね笑)
アル
◎全身取り戻し+空間から出る。
◎取りあえず服を着る(笑)
◎ウィン子のアップルパイを食べる。
◎メイ子が帰国する時はどうするのか?錬丹術を習いに行く?婚約する?(笑)
ホーパパ
◎フラスコを元いた所へ返す。
◎クセルクセスの全ての魂の解放。
○●トリシャとの再会。(天国の描写?迎えに来るトリシャ?)
◎家族写真の行方。(雉人さんよりご指摘。ボロボロになっていそうですね(涙)
4人で撮ったのはあれしかないのだから…形見として兄弟に渡るかな??)
ロイアイ関連
◎ロイの視力が戻る。
◎「素直な涙が見たい」
◎「リザ!」呼び再び
◎リザの「守るべき人が目的を果たすその日まで引き鉄を引くわ」の結末。
◎エドとの520センズのやりとり。
◎「未来のファーストレディに」「気が早すぎですよ」
◎「早く嫁さんもらえ」(=結婚v)
○2人でヒューズのお墓に報告
△ロイアイベビー。(やっぱり入れとく!!笑)
個人的にはロイアイのウェディング描写は99%確定的だと思っています。1コマ程
度かも知れないけど、でもほぼ確実に描かれるはずvそれ以前のプロポーズ描写も
かなりの確率で望めると思ってます。あわよくばkissシーンなんかも?(笑)
というのも、結婚式風景というのは便利だからです。そこに居合わせた人々の近況
まで、前振りなしに少ないコマ数で描けてしまうでしょ?
それに、想像してみると分かりますが…ロイとリザの結婚式であれば、ラストまで
生き残った主要キャラほぼ全員が駆けつけても不思議はありません。エドアルウィ
ンはもちろん、親族としてマダム、グラマン中将(希望!)、閣下夫人にとっても
ロイアイは恩人ですからセリムを連れて来るかも知れませんし(希望!)、グレイ
シアとエリシアちゃんも当然出席しますし、ロス少尉やハボや姉上も来るかも知れ
ないし、シンからはお祝いの品が届くかも…等々、全部終わってからの後日談とし
て中心的に使われる可能性は大ありだと思います。(亡くなったキャラたちは天国
から見下ろしてるとかねv笑)
ラストシーンが本当にロイアイウェディング風景で、全員で集合写真を撮ったとこ
ろを見開きで締め、なんてことだったら軽く卒倒しますよね!!!!!
でも発売日もロイアイの日だし…あり得ないなんてことはあり得ない!!!!!
管理人、最後の野望ですv
6/2追記。迷ったけどやはりロイアイベビー(妊娠判明含むv)も加えておきます。
15巻感想の最後「新しく生まれてくる世代について」の中で言及したことと関連し
て、物語を締めくくるには1人の赤児がふさわしいとずっと書いてきたんですが…
セリムが育つのか否かがちょっと不安なのと、連載中に牛先生ご自身がご出産を体
験されたことに期待して、少し欲張りにロイアイベビーも望んでみますv
閣下
◎「時が来たら君たちには存分に働いてもらう」現在回収中。
○「やりがいのある良い人生だった」の根拠。シュトルヒさんの活躍なるか?
◎ロイとエドに銀時計を捨てさせなかった理由。(鍵は恐らく16巻。国家錬金術師
法の改正、あるいは廃止させないための策が用意されている…??例えば国家錬金
術師を「軍属」から「民属」にする、等。嫌でも大衆のために錬金術を使う仕事に
替えてしまう法的手続きが済んでいるとか…。彼らを守るために、です)
閣下の立場については最終回ツーアウトからの大どんでん返しの可能性が…。
まだまだこの方、分かりませんよ(笑)個人的にはそこに全財産を賭けますv
彼こそこの物語のダークホースですから。
閣下夫人
◎エドによるセリムとの再会
◎ランファン経由、夫の最期の言葉が伝えられる。
◎ロイとの約束「我々が間違っていなかったことを証明していただく」
◎セリムと夫のことを許容した後、国民へ向けて何らかの言葉を。
マイオリ関連
◎開門宣言。(雉人さんからご指摘。これはあるかも!入れてあげるのは閣下夫人
か、それとも駆けつけた北軍東軍が先か…。マイルズさんだったら萌えるなぁ)
◎マイオリ再会+姉上からバッカニアさんの件を報告。
○マイルズさん、眼鏡なしで素性を公表。(まぁ堂々と外してる時もあったけど)
◎アレックスとオリヴィエの家督争いの行方。
◎オリヴィエ様、ブリッグズに帰還か?(たぶん中央には残らないと思う)
◎●ヒヤシンスの復讐(ロイアイの結婚式場面での復讐となるかも?笑)
◎●キャスリンと両親帰国、恐怖のおみやげは本当に象!?
○マイルズさんの「妻」は一体誰なのか!?
○花屋のおばちゃん再登場、マイルズさんとの血縁?姉上の「ばあや」なのか?
リンラン関連
◎グリードとリンの決着。
◎賢者の石、放棄か??
◎ランファンが閣下の最期の言葉を夫人に伝える。(王の伴侶の件)
○帰国する前にランファンが機械鎧の御礼を言いにゆく描写。(ドミニクさん宅?)
○帰国する前にランファンが治療の御礼を言いにゆく描写。(ノックスさん宅)
スカー
◎何らかの方法で本名が明らかになる。(師父さまによる?)
○マイルズさんと再会、「イシュヴァールの血にかけて約束は守った」と。
◎ウィン子と再会…は無理そうなのでエドアル兄弟にウィン子への伝言を託す。
メイ
◎全身アルとの感動の再会。(いや初対面と言うべきか?笑)
△スカーとの再会
◎賢者の石、放棄か??
○帰国する前に炭坑でカヤルたちと再会
ウィンリィ
◎嬉し泣き+アップルパイを兄弟に食べさせる。
○エドとの身長についてのやりとり(自分より背の低い男のお嫁さんには云々)
△エドに告白する…??(笑)
マダム・クリスマス
◎●「ロイ坊」改め、「ロイ」と呼んでやる。
○グラマン中将とは旧知の仲なのか否か??
アメストリス国民
◎イシュヴァール人との和解の描写。
△閣下の国葬……はどうなるかなぁ。国民が彼を理解してくれるといいな…(涙)
その他のキャラなど
◎キメラズ4人の身体の件。(誰が元に戻せるのかまったく不明だけど…)
◎シュトルヒさんが良い人か悪い人なのか判明する。(個人的に重要なところ笑)
◎マスタン組+その周囲の人々が閣下夫妻の絆を知って感動する。
◎マリアさん、少佐と再会
◎ノックスさん医者復帰(再婚もあるかも)
○マルコーさんの医者復帰
△ピナコの女豹時代の真相
◎錬金術の位置づけ(無くならないとは思うけど、法律などが変わりそう)
ヨキ……の末路は想像つきません;
…このくらいしか思いつきません;他にもっとあるかな〜?
まだ山ほどの伏線が残っているようですが、恐らくすべて回収可能だと思います。
「複数の伏線が一つの結果に結びつく」的なものもありますし、ほんの1コマで回
収可能なものも多いですし。
それにしても、いよいよパズル完成だなぁ…ドキドキ;;動悸が収まりません;;
◆等価交換を超える「百姓貴族」の世界
この項目は長くなりましたので独立した考察にして収納いたしました。
考察#19です。こちらからも飛べます→
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