本誌感想(+小考察)のコーナーです。






第101話

(考察コーナーへのワープはこちらから




まずは祝辞からv
あああリザが無事で本当に良かった…………!!!!!!
おまけにロイが彼女を「ぎゅう」っと抱きしめるシーンを本誌で拝めたとあっては、
もうこちらは安堵と萌えでへなへなと脱力ですvv(苦笑)
確信していたとはいえこの一ヶ月、この目でこの展開を確かめるまでは、心のどこ
かに澱がたまっているかのような不快感がずっとつきまとっていました。
でも今は、とにかくこの神展開を実現させて下さった牛先生に全身全霊をこめて感
謝したい気持ちです!!もはやこの期に及んで2人を仕事上の関係などと言う人は
この世にいはしないでしょうvv
しかし、幸せなロイアイもつかの間、ロイはブラッドレイ親子に力ずくで扉へと放
り込まれ…(苦笑)一体どうなってしまうのか!?
今月は先月に続き、そのあたりの考察から入りたいと思います。

◆冒頭「5人目の人柱」考察

なんとセクハラ、いやパワーハラスメント!?(それも違いますが)
「5人目の人柱」であるロイはなんと、自分の意思ではなく100%強制的に扉の向こ
うへと送られて行ったのでありました。
個人的には残念無念なことに、先月号の考察で書いていた「ロイはリザのためには
開けないが国を救うために扉を開ける」という予想は半分のみしか実現しなかった
ことになります。(ピエロですね〜笑)
ああ無念なりホークアイ師匠…!(悔)これでロイアイ2人の「イシュヴァールの
精算と贖罪」は、日蝕後のドラマとなることが決定したわけですね。(どうやら日
蝕後のエピソード群は、管理人が当初想像していたよりもボリュームがありそうで
す。とはいえ、今月号で日が欠け始めたとは言っても皆既状態まではまだ間があり
ますから、来月号に何か入ってくる可能性も否めないですけど…。)

しかしこうまで強制的に人柱にされるとは……これでは「開けさせる」を超えてい
ますね(笑)無理矢理押し込むという感じ?(ブラロイ…いえここはノマカプサイトです!)
国を救う云々は無しとしても、もう少し何か説明的なものがあると思ったのですが、
本当に作中のスケジュールが押していたようです。
何より、一体この錬成陣はどうやって発動したのでしょうか!!からくりが全く分
かりません;ここは情報を整理してみる必要がありますね。
まず、状況把握につとめてみたいと思いますが……

◆閣下の剣はロイの両手を突き抜けて床に縫い付けている。手袋は破けているので
ロイは手袋の錬成陣を使えない。
◆床の錬成陣はプライドの影で作成。(内部の細い線は金歯の血液で描いたか?)
◆陣は13巻P164でエドがグラのおなかから脱出する時に描いたものに似ている。
◆宙づりの金歯爺は恐らく心臓を一突きされていて、すでに絶命と思われる。
◆代償として、金歯が所持+閣下が拾った賢者の石がある。

というところですね。この条件ならば、先月号考察で書いた「ロイが賢者の石を対
価として金歯爺の人体錬成をした」で筋が通りそう…ではあります。
ただし致命的なのは、どう見ても「ロイが自分の意思で錬成してはいない」ことで
すよね(笑)そこがからくりであり、面白いところでしょうか。
個人的には以下のような説明が成り立つのではないかと思います。
仮説は2つありますが。

◆その1:つまりロイは今、とにかく閣下を倒そうとやっきになって乱射的に術を
発動している状態なのです(両手は床に付いています)。しかし手袋の錬成陣は破
れてしまっていますから、空っぽの銃をカチカチと撃っている状態ですよね。
そこへセリムがぞぞっと素早く人体錬成陣を描いたために、ロイは自分の意思と関
係なくその陣を自分で発動させてしまった、金歯の人体錬成をしてしまった……
というのが仮説その1です。
もしも床の錬成陣がロイの目に入っていたらロイは術の乱射をやめたでしょうが、
地面に寝ているからセリムの描いた陣は見えていないのです。
ただ、これだと人体錬成が「意思と錬成イメージなしでも発動するのか?」と指摘
されたら説明できませんね〜。(でも本気で金歯を元通りにしたいわけじゃないか
らイメージなどどうでもいいのかも)

◆その2:7人のウロボロス兄弟には錬成を行う力はありません。ですが、フラス
コには扉を開ける力がありましたよね?(19巻のP63参照)
はい、つまりプライドがラスボス=元フラスコであるのなら、ここで扉を開けたの
はプライドであり、ロイは19巻のホーエンハイムと同じように分解+再構築をされ
てエドたち人柱ご一行様と合流する……というのが仮説その2です。
ただし、これだと金歯爺の役割が分からない(いなくてもOKですよね;)ですし、
それでロイが「真理を見た」ことになるのかは不明です。(19巻のホーパパの際も
二重螺旋の描写はありませんし…(単に省略されただけかも?)その後の言動を見
る限りでは、あれでホーパパは真理を見た扱いになっていると思うんですが。)

可能性については、今のところどちらも五分五分に思えます。
どちらにせよ、ロイがリバウンドで傷を負うことはありませんね。(手は剣が貫通
したので傷になりましたが;)
そしてもしかしたら、次回はロイの過去の記憶とご対面でしょうか…!?
何度も言いますが、これはきっと彼の過去や出自が描かれる最後のチャンスになり
ますので…期待したいものですvv

しかしどう表現したものか、呆気ない「扉」ではありましたね(苦笑)
結果としてロイの自由意思では開けていない、というところに牛先生の意図を感じ
ます。そして「これで強制送還できるならなぜもっと早くに人柱にしておかなかっ
たのか」という読者の当然の疑問に対する、これが答えなんですね。
はい、閣下はこの国家滅亡が迫ったギリギリの状況、「この国の命運がロイの選択
にかかっている」という事実がロイ本人にもはっきり自覚できる時、その瞬間でな
ければロイの正しい選択を見ることができない、と…つまり次期トップとしての資
質を見抜くことはできないと、恐らくはそう考えたのだと思います。
だからここまで、もう本当に最後のボーダーラインまで待って待って、待ったので
しょうね。まさに最終関門、最終試験!だからこそ、閣下は是が非でも地下に来な
ければならかなったのです。開かない扉を見届けるために。そしてロイは彼の期待
に応えた……そういうことですね。
閣下のこの会心の微笑み…ああ何だかお父さんのようではないですか(泣)
息子の成長を見届けた父親の顔のようですね、閣下…(もうぽろぽろ泣ける;)
「思い通りにならなくて腹が立つ」とは、もちろん実際には逆で、ロイは閣下の思
い通りの結果を出したわけですが…(ホムとしては思い通りでなかったけど、閣下
の心はロイを讃えているんですよ)。ここで言う「人間」というのが、自分の心の
ことを含めて言っているのが深いですよね。
「ホムンクルスとしての矜持がある」と言いつつも、やはり閣下は自分の心の矛盾
と闘いながらここまで来たということ…。
そしてロイだけが「傷が再生していない」と閣下の身体の真実に気付き、気付いた
上で彼の笑みと言葉の意味を噛みしめている…。
13巻での2人のやりとりが、今ここに結末を見たということですね。圧巻です…!
そしてロイの成長を見届けた上での閣下の本気の闘いといい、何だかもう感無量す
ぎます。2人が素敵すぎて胸が痛いです(笑)
いつか「若者たちの時代がすぐそこまで来ている」と嬉しそうに語った閣下ですが、
そんな彼がロイとリザの「新しい世代が幸福を享受できるように我々が血の河を渡
る」という言葉を聞いたらどんな反応をすることか…。一笑に付されるかも?
閣下にとっては間違いなく「新しい世代を担う者たち」であるロイアイ、やはり彼
らの幸せへの鍵は閣下の手に握られているように思えてなりません。
今回のことでなおさら、2人は前進しましたよねvv

さて、冒頭からまたいきなり考察で申し訳ありませんでした!!
最も言いたい部分を吐き出せてすっきりしたので、これからいつも通りの詳細感想
へと移りたいと思います☆
(ここまで2009/11/12.3:10)



1:ついに姉上の耳に届いた訃報;

その前に少し書くべきことがありますね。
巻頭カラーは堀から排水溝を通り、地下水路へとたどりついた閣下。きゃーv
もうこの時点で心拍数が跳ね上がりましたよv(笑)信じていましたけどv
水路の水が汚れていなかったことが個人的にとても救いでした。でも、改めてカラ
ーで閣下の傷を見るのは辛かったです。血が……赤いですね(涙)
決死、という形相の横顔が何か不安です。こんなことを言っている場合ではないけ
ど、残りの命を少しでも大事にして下さいとお願いしたい気持ち;
だって死んでしまったら会えないんですからね!!もう奥さんに会えないのだけは
嫌!!絶対いやですー!!(物語としてそんなはずはないけど!)
でもこうしている閣下、この姿、このすべてを排除しても地下を目指す揺るがなさ、
これが「王」だと……そういうことですよね。目に焼き付けておきたいです。

そして扉絵は……ガリガリのアルの肉体と、からっぽの鎧。
うわぁ泣かせるコピーですね;「彼はそこで独り待ち続けていた」……
む、胸が締め付けられそう(涙)今月号ではアルの出番はなかったのですが、こち
らも総決算のシーンが刻々と近づいているのを肌で感じます。
副題は『5人目の人柱』。ロイの命運やいかに!?というところですね。
もう毎号のこのテンションの高さってすごく身体に負荷な気がしますが、読まない
と脳の飢えを満たせないのが運の尽きです(苦笑)
まぁリアル覚醒剤に比べれば、比べようもなくピュアな麻薬ですけれどvv

冒頭はイズミが消えていった現場から。
師匠をフルネームで呼ぶオリヴィエ様に、やはりお育ちの良さと軍人気質を感じま
すv(イズミさん、とは呼ばないんですよね。)
「本部に何か情報は!?」とすぐさま無線係に問い合わせる姉上。そして自分は錬
金術師である弟に意見を求める、か。シグさんの動揺を見て何とか解決策をと模索
して下さっているのね。
あ、彼女が少佐に「錬金術師としての」意見を求めたのって初めてでしょうか?
ちょっと画期的v……しかし、エドアルから「真理の扉」のことは聞いていても、
少佐自身には体験がないから分からなくて当然ですよね;

そこへ本部からの情報が。ああ…ここで…ここで!!
ついにバッカニアさんの訃報が女王の耳に入ってしまいましたか…(涙)
衝撃、という表情で固まる姉上。他のブリッグズ兵も言葉を失う中、無線係の説明
だけが続き、一同で最初に叫びを発したのは何とお縄の将軍(便所サンダルアタッ
クを受けた爺さん)でした。
「バカなバカなバカな!!あのキングブラッドレイがそんな簡単に死ぬものか!」
うわ、姉上の鉄拳を喰らって倒れてもまだつぶやいてる〜(苦笑)
「バカな…人造人間(グリード)が愚かな奴らに味方するなど…」
愚かはお前だと言ってやりたいですが、この将校たち上層部はほんとに何も分かっ
ていないんですね。閣下を人外だとぅ!?人外はお前たちよっ!!!(金歯もね)

「命令通りいまだ正門は開けられていません」という報告を聞く、姉上の背中から
痛みが伝わってきます。たとえ表情は見えなくとも…(涙)
女王の命令をまっとうし、門を守り抜いて「笑って逝った」というバッカニアさん
の思いを、恐らく姉上は正確に理解しているんですね。そう、彼は姉上のために門
を守り抜いた安堵と満足に包まれて逝ったに違いないんです。だから笑っていたの
よね?(号泣)この時姉上にも、あの日バッカニアさんと眺めたブリッグズの峰と、
青い青い北の空が思い出されていたのならいいなぁ…。バッカニアさんの慎ましい
純愛も、それなら通じたことになりますよね。(せ、切ないなぁ…涙)
皆が固唾を飲んで見つめる女王の背中。
でも姉上は、「奴が笑って逝ったのなら、我らが泣く訳にはいかん。進もう」と…
ああ何という漢前な…!!命令を守りきった部下に、上官として恥じない背中を見
せようと言わんばかりに;
氷の女王の涙、正直に言うとちょっと見たかったですけどね(苦笑)でもいいです。
後日もう一人の補佐官と再会したときには、どうぞご存分に。(っていつ再会でき
るか分かりませんが;)
でもほら、姉上は誰の前でなら泣けるのかと考えると、マイルズさんの存在は貴重
だと思うのですv「腹心」とは、腹も心も見せられるって意味でしょう?
(2009/11/12.17:09)


2:リザたんあやうし!!

さて、そしてここで先月の引きの続きです。
(こんなに悠長に書いていられるのも、幸せを味わった後だからですけどね!笑)

あう;いきなり床に倒れているリザたんが痛ましい;
「中尉!!」…ロイの叫びは引き続き特大フォントですね。(しかしこんな時でも
リザ!!とは呼ばないのか。もうこれはかなり厳しい誓いを立ててますね;)
「私の声が聞こえるか!?返事を!!中尉!!」…見たこともない焦りようのロイ。
リザたんは失血のショックのためか表情さえ危うい;
「決めてくれたかね」とニヤニヤする金歯に、もはや錯乱寸前のロイ。
「貴様ぁぁぁあああああ」…って、これはラスト戦のリザの叫びとお揃いでv
お互い、相手を亡くすか否かという状況で同じ反応をするところがまた何とも…
どこまでもペアにできている2人すぎますね(泣)
しかし、「余り者」に荷物のように引きずられて錬成陣の上にドサリと落とされる
リザ。(こ、こいつコロス……(怒)許せん)
「さあ、さっさと人体錬成をやってみようか!この女が死んだら錬成するかね?そ
れでもいいよ」…余裕の金歯のセリフが読者を逆なでしてゆくことしてゆくこと。
もうこのあと盛大にやられるのが目に見えていますよね(苦笑)
でも、ここでリザたんが気丈に言い放つセリフが最高にカッコいいです!
「死なないわ…私はね…命令で死ねないことになっているのよ」
もう何ですかこの不敵な表情は…!震える声で、傷口を懸命に押さえながら…!!
もしかしたら今、誰よりも激しく戦っているのはリザなのかも。「戦士」リザ!!

しかし金歯の言葉には唖然とします。
「そんなので死なない身体が手に入るなら人間苦労しないよ」
……。ああもうすでにお前は人間じゃないって;
そして予想通り来ました〜。ロイに畳みかけてきましたね。曰く、
「君の大事な女が死にかけている。放っておけば失血死。だが私は錬金術の使える
医者で、なんと賢者の石まで持っている。さぁ君のとるべき選択は?」
…持ってます持ってます。液状で瓶詰めの石。
これは確か、マルコーさんの家で彼がエドと少佐に見せてくれたものかしら?
さぁ、金歯をにらみ殺せそうな形相で、明らかにあれこれ考えているらしきロイ。
「おや?大人しくなったね。死んでしまったかな?」
足元のリザを見下ろしながら笑う金歯に、もはや承諾してしまう寸前か!?
と思われたその時、虫の息のリザが声を振り絞る…!
「…大佐…人体錬成なんてする必要ありません」
しかし金歯も畳みかける!
「するでしょ?マスタング君」
もう絶体絶命かロイ!?愛する女を助けて国家転覆の手伝いをする道を選ぶか!?
ついに来ましたか…これこそが、
「リザの命と引き替えにリザとの約束を守らねばならない」
…究極の愛の試練!!

いやはや…壮絶な選択ですよね。
個人的にはもう先月号以来、何百回となく想像したとおりの描写になっていたので、
反対にちょっと萌えてしまいましたがvv(この部分の考察は繰り返しになるので
もう書きません。ご興味おありの方は100話感想の補完考察2をご参照下さい)
歯を食いしばり、どうしよう、何か策はないか、リザを取れば国は滅ぶ、しかし人
体錬成は道を踏み外す行為、どうすればいいんだ私は……!と自問自答の嵐になっ
ているロイの心なんですが、彼はそんな状態でもまだ、リザに頼っているんですよ
ね。助けられているんです。
苦しげな息を吐きながら、それでも死にものぐるいでロイをにらみ付けるリザの目
の何と凄まじいこと…;彼女の鷹の目はいつもロイを助けて来たんです。失血死し
そうなこんな時でさえ、まだあの日の「約束」をその目で爛々と守り続けている…
その尋常でない意思の力には何だか恐怖さえ覚えますよね;
そして、その鷹の目が最後に示した「選択のヒント」が何とスカーだったとは…。
これには驚きました。まさかここでも使って来るとは!
驚愕するロイ。そして23巻の復讐劇が読者の脳裏にもフラッシュバックする。
そう、それは「あなたはこの国のトップを目指しているのでしょう?」という、リ
ザの無言の、そしてこれ以上はないくらいに重い重いメッセージ!!
ついに自分のとるべき道を悟るロイ。
「……わかった」
やってくれるか!と喜ぶ金歯。(お約束ですが、バカでいっそかわいい;)
「わかったよ中尉。人体錬成はしない

ああ…ほんとうにもう圧巻、そのひと言ですね。
セリフ一切なし、2人の無言の、視線だけのやりとりに思う存分魅せられてしまい
ました。すごい…。
ここまで牛先生がスカーを生かしてきた理由が、どうやらロイに「君主としてのあ
りかた」を示す役割にあるらしい、というのにはちょっと驚きましたが(苦笑)
これはまた後ほど少し触れますね。

さて、ロイのファイナルアンサーに唖然とした金歯はと言えば。
「見捨てるのか?冷たいね君」と、これもお決まりお約束のセリフですね。
ロイアイファンからすればもう説明するのも勿体なくて鼻で笑っちゃうわ〜という
感じです(苦笑)ロイがああ答えるまでの2人の間の愛の葛藤など、高尚すぎてこ
んな奴には分かるはずがないですよね!!
「この大総統候補達を捨て駒のようにあつかう貴様に言われたくないな」とロイ。
対する金歯のセリフがまたお約束で、もう笑えてくる。
「この者らは私に感謝しているだろうよ」ですか。ちまちまっと神様を気取ったつ
もりなんですね〜。もう先が見えすぎてむしろ痛快です(笑)
「そんなだから貴様は足元をすくわれるのだ」
この時ロイにはすでに金歯の頭上のものが見えていたんですね。
何やら水っぽい飛沫とともに、いきなりはるか頭上へと身体ごと浮き上がる金歯。
と、その手から瓶詰めの賢者の石が床へと転がり落ちた!?
頭上から金歯の身体をからめ取ったのは、なんとジェルソの唾液ーー!?(げ;)
(2009/11/13.1:48)


3:メイ子来たーーvv

いや、ジェルソの大事な武器を汚いなんて言いません(笑)
こんな身体にされても命を全うして生き抜こうとしている、そのありのままの彼の
姿なんですものね。どこかに残されている家族だってきっと褒めてくれるよ…!
「てめぇらみたいなタイプは正直ぶっ殺したいね」…とジェルソ。
これは自分の身体を勝手に人外にされた人間の共通の思いですよね。でも今、この
場で人外なのはむしろ金歯の方だというパラドックスなのですが。
牛先生は最終的に、どこで「人間」と「人外」の線引きをなさるのでしょうね。
ホムンクルスという存在は、一体どちらの範疇に入れられるのでしょうか…。
「今私を殺せばこの女は助からんぞ!!わかっているのか!!」
金歯、わめく。
もうこの言葉でリザたんが助かることがはっきりと分かりますよねv
さあここで、来たーーーーーーvvvvvvメイ子ーーーーーーvvvvvv

うひゃーvものすごくカッコいい登場の仕方でしたvもちろんシャオメイもザンパ
ノも一緒ですね。ゴリさんの姿は見えませんが。
もうこうなるとファンの胸中としては、「止血!止血!」と止血コールを叫んでし
まいたくなるところでしたが(苦笑)いや、まずは「余り者」たちとの戦闘が先。
メイ子のくさびが乱舞する…!なんて強いんでしょうかこの子は!
隙をついて「余り者」たちの拘束から逃れたスカーもロイも、これでやっと反撃開
始ですね。おお、剣を使うロイは初めて見たけれど、すごくカッコ良くて萌えv
そして床に転がっていた瓶詰め賢者の石の、争奪戦がまた激しいですね。
リザの治療のために「賢者の石…!!」と追いかけるロイの声を聞き、メイもまた
石に気付いて戦場を追いかけるものの、皆の足であちこちに蹴られてなかなか手に
つかめないのがちょっとユーモラスです(笑)
そしてロイの目の前の敵を一撃で蹴り飛ばしつつ、ここでゴリさんが登場!!
今回はキメラチームが大活躍ですねv

しかし…ようやくリザを抱き起こしてみたはいいものの、もはや小さくせわしなく
息を吐くだけの彼女を見て、狼狽するしかないロイ。
「しっかりしろ中尉!!目を開けろ!!」
…うわーん無能;これではリザが胸に抱かれていても喜べない;
と、その光景にふと気付き、瀕死のリザと向こうに転がっている賢者の石とを交互
に見比べるメイ子。心の葛藤が正直でかわいい(笑)
「〜〜〜〜ッ!!こっちが先でス!!」
わ〜んありがとうありがとうメイ子!大事な石よりリザを優先してくれて!(感涙)
悩んだ末に人命救助を選んでくれたメイ、「ここは任せテ!」とリザの血を使って
陣を描き、無事に止血を施してくれました。ああ……一ヶ月分ホッとした!!!!
(2009/11/13.3:20)

ここからが萌えタイムでしたねv
「取りあえず出血を止めましタ。あとはちゃんとした医者ニ!」というメイの言葉
もロイの耳には届いていないかも知れません。なぜなら…
ぎゃーvvいきなりぎゅうですかっっ萌えぇぇぇぇvvv
まさか!!本誌でリザを抱きしめるロイが見られるとは思いもしませんでした!!
うぁぁんもうもう私感涙ですー泣きます……!!
リザを包むロイの手がね、がっしりと大きくて…リザたんがその両手にまるっと抱
え込まれているのがあまりにも愛おしすぎてかわいくて、涙が出ました。
もうロイは頬ずりをせんばかりにぎゅうぅぅっと抱いてますよね!!
ああこんなに…こんなに…感情を露わにしたロイを初めて見た…(うっうっ涙)
「すまない…ありがとう…!!」
…第一声が感謝、というのがいいなぁvメイの姿さえもう視界に入ってないのね。
「大佐……すみませ…」
「喋るな!休んでろ!」
「私の目配せに…よく気付いてくださいました」…スカーを示したアレですよね。
「付き合い長いからな」…うおぉこの人さらっと言うわね!溜息がかわいいv
そして最も大事なコマの表情がふきだしで見えてないところが…(苦笑)
牛先生ってよくこういうことをなさいますよね!すっごく見たかったのにー!!
メイの突っこみがもう超ナイスですv
「あんまりギュッてやったら傷口またひらいちゃいますヨ!」シャオメイまで呆れ
顔なんですよね(笑)しかも聞こえてないでしょ?どれだけ2人の世界なんですか
あんたたちは〜!!
しかし何よりも、ロイの腕の中から出ようとしたりせず抱かれたままになっている
リザたんの安心しきった笑みが最高でしたvうふふ、身を任せちゃってv
と言うか、この自然さは何ごと!?(笑)ロイは抱き慣れているしリザたんは抱か
れ慣れすぎて見えませんか!?(これでもロイアイは仕事上の関係と言い張る人が
いたらどうかしてますよね;)
ああ……これでこそ「まだ泣くな!!」を信じて一ヶ月を待った甲斐があったとい
うものですvv心配はしていませんでしたが、こんな萌えの贈り物があるなんて思
いもよらなかったvv
牛先生、ありがとうございますありがとうございます…vv(五体倒地)

…と、彼らが2人の世界に浸っている間にも戦いは続いていたのでした。
ふとロイが気付けば、ようやくゴリさんたちが「余り者」たちを全滅させた模様。
「皆すまない。助かった!」
「なにいいってことよ」
何だこのやりとりは〜〜萌えるじゃないか!!(笑)ロイの汗を意訳しますと、
「皆すまない。つい2人の世界に夢中で手伝えなかった」
「なにいいってことよ、ご馳走さん」
という意味ですよね?うひゃーもう公認ですかvそりゃ無理もありませんがvv
(金歯爺でさえ「君の大事な女」とか呼んでましたからねvvうはうはvv)

しかし、ここでロイの人柱候補としての命運を握る人物が現れたのでした。

閣下ーーーー!!!お待ちしておりました……!!!(号泣)



4:閣下来たーーーーーーvvvvvv

個人的な予想としては、閣下はもっと早くに地下に現れて文字通り「ロイアイを救
う」描写になるのでは?と思っていたのですが、その部分は完全に見当違いでした。
ここまで来ても、あくまでも閣下はホムンクルスとしての役目をまっとうしている
にすぎない…のでしょうか。もっと何か、裏の筋書きを隠していたりはしないので
しょうか…?
この疑問は今月の考察へと回しますが、今月号を読んだ後ではさすがに少々信念が
揺らいだかも(苦笑)(いえ、最後まで信じてますけど!!)

「ブラッドレイ!!」と驚愕する一同の前で、閣下がまずしたことは賢者の石の回
収。あ〜あ、拾われちゃいましたね(苦笑)すごく惜しそうなメイ子がかわいいv
一方、ロイの視線が捉えたのは閣下の腕からしたたる血。
「傷口が再生していない…」
ああ、ロイもついに知りましたか!閣下の身体の真実を…。どうかこれが伏線とな
って、日蝕のあとにもうひとつ、ロイと閣下の山場がありますように!!
(2009/11/14.3:01)

さぁ、そしてついに13巻の「一晩中紅茶事件」の伏線回収がここに。
「君なら目の前で大切な者が倒れたら迷いなく人体錬成に走ると思ったのだがね」
左目、痛々しいな;
閣下の言葉は表面的には「100%開けると思ったのに当てがはずれたな」という意味
に取れますが、実際には違いますね。彼は「開ける可能性は五分五分」と読んでい
たはず。これは賭けだったんですから。
「少し前の私ならそうだったかもしれません。」
真っ正面から閣下の言葉を受けて立つロイが素敵…vしかもこれ、リザたんを抱い
たままなんですよね!?もう何ですか〜この逃げも隠れもしない感じは!!
まるでこの女性は私のものですから返してもらいます、と宣言してるようですねv
もう2度と離しませんよ、とv(萌えーvv)
「今の私には止めてくれる者や正しい道を示してくれる者がいます」
おお、ここでやっと23巻のまとめが!!
やっぱり最後は閣下の前で、でしたね(感涙)ロイとエンヴィーの闘いは直接見て
いない閣下ですが、この場にエンヴィーがいないことを見れば、そしてロイが復讐
鬼と化した表情ではないのを見れば、その顛末は聞かなくとも分かるということな
のでしょうか…。
目を閉じてふっふ…と嘆息する閣下の顔が大好きです。ああ口元は笑ってる…
「いつまでも学ぶことを知らん哀れな生き物かと思えば、君達のように短期間で学
び変化をする者もいる」
「まったく人間というやつは…思い通りにならなくて腹が立つ」

……っ!!ああ憤怒のラースの微笑み……!!!
ああ…もう本望です(涙)今月の最大の私的萌えポイントは閣下のこのお顔!!
23巻の復讐劇には心底納得がゆかなかった私ですが、あれがすべて閣下のこの会心
の笑顔のための伏線だったというのなら、今ここで200%納得いたします。
心から満足です……!!(リアルで泣けました)

このシーンの解釈については冒頭の考察で述べた通りなのですが。
蛇足を付け加えるならば……もちろん鋼物語にオカルトの要素は存在しないのです
けど、何と表現したものか、こう「呪いが解けた」的なものを感じてしまった私で
した。だって「憤怒のラース」が微笑んだのですよ?(ラヴv)
「心に一つ残ったのは憤怒の感情」だとロイに語った閣下、あのイシュ戦で明らか
に「人間」へと向けられていた閣下の怒り、それが一部にせよ解けた瞬間が今月の
あのシーンだったのかなと思います。
よもやその「過去に学び、愚かさから脱却する人間」としてスカーが最初から含ま
れていたとは、少し驚きでしたけど(苦笑)(ちょっと短期間で学びすぎ!!)
でも、このシーンあればこそスカーはここまで生き残って来たのだなぁと…。
もちろん、だからといって閣下のホムの身体能力が消えたわけではないのですが、
目を潰されて事実上なくなったウロボロスマークの件といい、何か結末へ向けて示
唆的なものを感じてしまう私なのでした。これも後日の考察ネタに回しますね。

ともあれ、閣下はロイの成長を確認し、ロイは閣下の言葉にホムとしてではない、
「人間の王」としての重みを汲み取った。これは確かでしょう。
さぁ自分の後継者候補として、閣下がロイに与える次なる階梯はなにか!?

と、ここでメイが足元の気配に気付く。
「この下……真下にいまス!!」
え、それは元お父様=黒目玉人間の気配ですね!?
何のことはない、エドアルたち人柱の送られた「お父様の部屋」はすぐ下だという
ことですか!?
「あのお方のジャマはさせん!」
危険を察して金歯がもがく。それを始末しようとするジェルソでしたが、なぜか大
量の血とともに床に落ちて来る……ここで新たな敵が!?
「にげ…ろ…」
ジェルソ、大役を果たしたのに怪我して可哀相です;
上からは聞き覚えのある「ずずずず……」という音が!「この感じは……ヤバイ」
嘘〜〜〜〜っ(笑)ここで来たかプライド!!!


5:ええっセリムまで来た??(汗)

このセリムが下りてくるシーン、なぜかむっちゃくちゃ力がこもってますよね〜。
カッコいいよ坊ちゃまvv自分のぞるぞるに乗って、舞台で言えばリフトで降下と
いう感じでしょうか(笑)
そしてストッと降り立ち、立ちポーズ+どアップですか…!!いよっ真打ちvv
もう何だかラスボスの貫禄ですvホーパパも言っていたでしょう?真打ちは最後に
やって来るってね(笑)

と、皆がセリムに釘付けの間に閣下が動いた!
死んだ「余り者」たちの剣を両手に奪い、戦闘モードへフルスロットル…!!
い…息が止まりそうなくらい素敵です閣下…(ぐはぁゾクゾクする;;)
つい先刻の微笑みから一瞬で切り替えてこれですか!!加速装置付いてますか!?
「中尉を頼む!」
とロイも瞬時に迎え撃つも、狙い撃ちの焔はすべて見切られてかわされてますね。
エクスプロージョンは閣下の背後!その爆煙を駆け抜ける閣下が格好良すぎる!!
「ぐ……おおあっっ」
ひぃぃロイの両手が串刺しに!?
なんという展開!?これは完璧に予想外でした;;あおのいて床に倒れるロイの身
体を足で踏みつけ、閣下の剣はロイの手袋ごとその手を床に縫い付けました…
生け捕り、ですか!?どうするつもりなのですか閣下〜〜;

たった2コマだけど、喜ぶ金歯に超腹が立ちましたね。
「よ…よくやったブラッドレイ!!さすがは私が育てた…」
はい串刺し(笑)ただしセリムのぞるぞるに、でしたが。さようなら金歯爺!!
セリムたん、振り向きもせずに心臓一突きにしましたね。ああスッとした…v
(本当は閣下にとどめを刺してほしかったところですが!)
そしてここからがまさかの展開でした。セリム大活躍!と言うより完全なる親子タ
ッグですよね(笑)
瀕死の金歯をぞるぞるでからめ取り、床に縫い付けたロイを中心に据えて人体錬成
の陣をぞるぞるで描く!!
そしてまるで生け贄のように金歯の遺骸を宙へとかかげて、つぶやくセリム。
「これで5人目」
閣下も呼応するように「最後のひとりだ」と…
次の瞬間、大轟音とともに発動する人体錬成陣……!!!
そして誰も……いなくなったのか?いなくなっていないのか?

ひぃぃぃ(笑)な、な、なんという幕引きでしょうか!?(もう笑えてしまう〜)
ロイにとっては心臓に悪かったことでしょうが、しばし擬似親子の連携プレイに萌
えてしまいました。
しかしこれではロイの行方はもちろん、閣下がどうなったのかもまったくの不明で
すね。(まぁロイは分解+再構築の後にエドたちと合流するのでしょうが…)
この最後の人体錬成についてはすでに冒頭の考察で触れましたが、ゾルフ能力説も
含めてもう一度考察コーナーでも考えてみたいと思います。
ついに日蝕も始まってしまいましたからね。
(とは言っても、先月も書いた通り肝心なのは皆既状態。残り時間はまだあります)
でもいちばん怪しいのは、最後の最後でページからはみ出してる「ズズズ」(笑)
誰の音ですか?
さぁ今月号もたっぷり考察ネタがありますようでvv




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以下、考察コーナーになります。(順次加筆してゆきます)



◆今回の発動のしくみ分析

冒頭でも書きましたが、ここでもう一度今回のプライド製錬成陣の発動からくりを
考えてみたいと思います。まず最初にネックとなるのは、この人体錬成陣を発動さ
せたのはロイか?プライドか?という2択ですね。

うーん、様々な可能性を考えましたが、個人的にはこれは「ロイである」と断定し
て良いと思います。かねてよりの閣下の言葉「開けさせて見せましょう」を吟味し
てみても、やはりただ扉の向こうへ行けばよいなら「送り込んでみましょう」とか
「放り込みましょう」でOKのはずですよね。しかしご存知の通り、ロイが発動し
て人体錬成をしない限りロイの扉は開かず、ロイはロイの真理君に会えません。つ
まり「人柱」になりません。ここはどうしても外せないポイントです。
ホム側もそれを知り抜いているからこそ「開けさせる」という表現になっているの
だと思います。ですから、発動させたのはロイでなくてはおかしい…のです。

ただし、それはロイの意思でではありません(笑)そこが牛先生の巧妙な罠、そし
てこの場面が推理小説の密室トリックのように面白いところだと思います。
では一体、ロイの意思ではないのにロイによって人体錬成が行われる、などという
ケースが可能なのでしょうか?……はい、不可能ではありません。
ほぼ冒頭に書いたとおりですが、もう一度繰り返しますね。
ロイは今、間近に迫った敵・閣下に反撃するため、無我夢中で両手から術の発動を
試みています。ロイの武器はほかにありませんし、身体にのしかかられているんで
すから当然ですよね。しかし、手袋の錬成陣は破れてしまっていますから、空っぽ
の銃をカチカチと撃っている状態なのです。そしてその最中にプライドが床に人体
錬成陣を描いたため、ロイの手袋の陣ではなく、床の陣の方が発動してしまった…。
というのがこの場面のからくりなのではないかと、個人的には推測します。
ポイントはロイの両手が床に(錬成陣に)付いていること、そして地面にあおむけ
に寝ているためにロイ自身には陣が見えていないこと、その2つでしょう。また、
プライドは道具を使わずに錬成陣が描けるので、描いている作業をロイには全く気
付かれずにすむ、というのもポイントかも。
もしもプライドが人体錬成をして開いた扉にロイを放り込むつもりなら、閣下が床
に手を押さえつける等までしなくとも、他にもっと楽な方法があるように思えます
し…。(気絶させてから放り込むとか。その方が無傷でベターですしねぇ)
「意思と錬成イメージなしでも人体錬成はできるのか?」については少々疑問も残
りますが、「人体錬成陣の上で術を発動すれば必ず人体錬成になる」のであれば、
説明する必要がなくなります。普通の錬成陣と人体錬成の陣では作用の仕方が違う
わけですから、人体錬成陣の上に死体がある場合、どう発動しても自動的に人体錬
成になる…と考えて良い気もしますよね。

一方、以下は人体錬成を発動させたのがプライドだった場合の可能性バリエーショ
ンですが。こちらは様々に考えられますね(笑)

1:プライドの中のゾルフの能力説
これは複数の方々からご意見を頂きました(感謝いたしますv)。今回の人体錬成
を発動させたのがプライドだったとすれば、最もあり得る線だと思います。
スカーの目の前でそれを使うことでスカーに「ゾルフはプライドに飲まれた」こと
を気付かせ、何らかの因縁の回収へとつなげることもできますものね。
ただやはり、それでは「ロイはロイの真理と会えないのでは」という点はスッキリ
説明できませんし、それ以前にやはり他の錬金術師の能力を使うなら(すでに自分
と同化していても)、死者の人体錬成ではおかしい、という難点もあります。
(死者を使った場合、発動した本人の扉しか開かないのは確実ですから。)
ということは、この場合はプライドがゾルフの力を使って「自分自身とロイ」を人
体錬成し、金歯を通行料にし、開いた扉に閣下がロイを押し込む、という手順にな
るわけですが、それも…うーん…;

2:同じくプライドに食べられたグラトニーの疑似真理空間説
もしもこの場合なら錬成陣は要らなくて、飲んでしまえばいいのでは…。
以前はこれが最も可能性が高いと思っていたルートなんですが、現在のような状況
になってしまうと、それなら最初からロイが自分自身の錬成をすればいい、という
気がします。時間がありませんし…。

3:プライドがラスボスだった場合説
これは冒頭で書いた通り、プライドがラスボス(フラスコ本体)であり、扉を開け
たという説です(一つ訂正すると、この場合の金歯は通行料になるわけですね)。
そしてロイはクセルクセス最期の日のホーエンハイムとほぼ同じ扱いになる…と考
えたいところですが、実はちょっと疑問も残ります。あの時のフラスコは「自分の
中のホーエンハイムの血を使って扉を開けた」と言っているんですが、それはもし
かしたら「ホーエンハイムが扉を開けたのと同等の行為」になるのかも??
彼の血を使ってますからね。それ故、ホーパパはあれで「真理を見た」ことになっ
ている…のかも知れません。もしそうなら、今回のロイはやはり真理に会えないの
で、この説も苦しいですね;(訂正。今回のロイのケースでも一応、閣下が剣で刺
した手からの出血を使うことは可能ですね。ただ、積極的にロイの血を使っている
描写には見えないのが難点ですが;錬成陣に血が触れているのは確かだけれど。)

ただ、最新のPGB3の中では「フラスコは真理の向こうから来た存在」という情
報も新たに明かされましたので…。他人の扉をも自在に開けられる能力、などとい
うのもフラスコならば備えていてもおかしくはない気もします。

というわけで、やはり個人的には「ロイが発動した」説を推したいところ(笑)
また今回の発動がどの場合であっても、扉の向こうにゆくのはロイのみだと思って
います。閣下とセリムには恐らく、あの場所でまだ少しドラマが残されているので
はないかな、と。
そしてもう一つ、「ロイはまだあの場にいて、来月号で扉(目玉)が開くシーンが
描かれる」可能性も大ありだと思います。ついつい「あ〜あ行っちゃった…;」と
解釈してしまいがちですが、最終コマに描いてある「ズズズズ」がどうも、エドや
イズミが目玉に飲まれた時の音に酷似しているもので…。(←2ヶ月前の描写に)
もしそうなら、発動のからくりについては来月号で明らかにされるわけですね。
ものすごく楽しみですv


◆ロイの行方は?

ロイの行き先も気になるんですが、その前に。
やはり今月号ラストのコマの「ズズズズ」は、先生お得意の引っかけに思えてきま
した(笑)上でも書いたのですけど、読者が前のめりで読んでいれば、「日蝕が始
まった描写+ズズズズ」で、ついに日蝕によるお国の一大事が始まった!と早合点
してしまうところですよね。でもよくよく考えれば「一大事」はまだ小一時間ほど
先だし、何よりロイが分解されてゆく描写がまだ描かれていませんし。(←これが
無いはずはないのです)ですから、この音はやはりロイの扉が開いた音ですね。

さて、そして問題の「行方」ですが、これはもう2つの可能性しかないと思います。
1:いきなりエドたちと合流する。
2:まず「ロイ自身の扉」と対面して真理を見た後、合流する。
…このいずれかですよね。
ストーリーとしてはロイが必ず真理を見なくてはおかしいので、より正確に言えば
「ロイが真理に会う場面が描かれるか、省略されるか」の2択ということです。
もちろんファンの好奇心としては、ロイの過去についてのどんな情報でも見たい!
と思うところ(笑)なぜならもちろん、今まであまりにもロイの出自や家庭背景に
ついての描写が皆無だったからですよね。
しかし…しかしです。ここでロイの家族関係や過去シーンを出すということは、新
たな伏線を作る行為になるんです。それというのも、残り話数からして本来ならこ
こは「伏線回収」の場となるはずですが、そもそもロイの出自についての伏線は今
までまったく置かれて来なかったから。回収するものがそもそも無いので、描かれ
ればすぐにそれが新たな伏線になってしまうんですね。
従って、ここで新たに血縁などの話が出されることはまずなく、過去情報が描かれ
たとしてもそれは新たな伏線とはならない図、例えば修業時代や士官学校時代や、
マダムに引き取られた少年時代などの、現在分かっているロイの軌跡の中での図に
とどまるのでは…と推測します。(それでも、たとえ1コマでも仔リザと一緒にい
る若ロイや、マダムと一緒にいる仔ロイを拝めたら嬉しいですけどねv)

しかし、ロイの場合は100%通行料を持って真理と会うわけですから、そこにエドの
時のようなドラマが生まれるはずもなく…(苦笑)真理に「これが通行料だぞ」な
どと言って石を渡しているところを想像すると変な気がしますし、真理そのものを
バッサリと省略されたとしても不自然にはならないかも知れませんね;
もしも万が一、「衝撃!ロイの知られざる血縁話!」のような描写があるとすれば
ロイの父親についてだろうとは思いますが、どうも今月号を見る限り、やはりロイ
の「父親役」に当てはめられているのは閣下だという気がしてならないので…。
(つまりエディプス的な、ロイが乗り越えるべき者、という役回りとして)
ロイがなぜあそこまで「国のためを思って」軍人になったのか等、謎として残る部
分はあるのですが、残り数話という状況を考えれば、それらは本筋から外れた話で
すものね。
うーん…やはりロイアイの大きなドラマはこれで終わりでしょうか。(婚約や婚礼
については、もはやこれだけの既成事実があれば何の不自然もなく持ち出せますか
ら。「ぎゅうv」は最強の伏線ですよねv)
ということは、残りの人情ドラマはあと「大総統一家」と「ホーパパ一家」、その
2つに絞られそうですね。最後の最後まで牛先生が残しておいたお題ですし、どち
らも超弩級のお題、そのまま物語の結末へと直結してゆくのだと思います。
ああ……も、もう動悸が止まりません;


◆閣下の満足に含まれるもの

今月号のロイのまさに「人間代表」としての断固たる姿勢と、ロイの成長を見届け
て微笑む閣下。恐らく後々、作中屈指の名場面に数えられることでしょうねv
何度か読み直して強く感じたことなのですが、閣下がこうしてロイに対する満足を
表した理由の一つとして、「主のあやまちを正せる心清い側近がいること」という
項目も含まれていたのではないかと…思い至りました。(側近という言葉はしっく
り来ないですね(笑)リザは恋人兼側近でもいいけど、スカーは友人ですらないし。
まぁ「助言者」という意味に考えて下さい)
これはどういうことかと言いますと。
つまり現職大総統である閣下にも、「次期政権こそは独裁政権とならぬように」と
いう心づもりがあるのではないか、ということです。イシュヴァールでの「すでに
その先を見ているか!焔の錬金術師!」というセリフは、その時点でロイが民主制
を思い描いていることをも見越したセリフだったのではないかと…。
あの15巻での閣下の怒りは、確実に「ホムンクルスに鉄槌を下しに来ようともしな
い人間たち」へと向けられていましたよね。それは人間の心を持ちながら「独裁者」
の地位を与えられた閣下自身が、次世代を民主制の世の中にと望んでいたことの証
明だと思うのです。(それ以前に、この国をホムの手から人間のもとへと返さねば
ならないわけですが。)
だからこそ閣下は、作られたトップである自分が得たくても決して得られなかった
「正しい助言をしてくれる友」、あるいは「側近」、そしてその意見を容れられる
度量を持った主、その二つのセットであるロイとリザが、ここまで辿り着いたこと
をあれほど満足げに見つめていたんですね。(もちろんおまけでスカーも含まれま
すが…苦笑。「君たち」と言ってますものね。)

ここでふと気付くのは、本来ならここにヒューズもいるはずだったという事実です。
「世代交代」のために有望な次世代人材を見いだすこと、それこそが閣下が長い間
国家元首として密かに実行してきたことだったのだとすれば、ホムンクルスの餌食
となってヒューズが殉職してしまったことは、閣下にとっても大きな痛手だったの
だろうと思うんです。ロイの親友、そしてロイよりももう一歩大人の目で物事を見
渡せるヒューズは、閣下から見てもロイの成長のために欠かせない人材に見えたこ
とでしょうし…。
以前の考察では、あの葬儀のシーンで震えていた閣下の手を別の角度から説明して
みたのですが、本当のところはこちらが最たる理由だったかも知れませんね。
そして興味深いのは、ヒューズの代わりとしてスカーが成長を遂げ、この地下に来
て「ロイの助言者」という重責を果たしたことでしょう。
まさに「イシュヴァール最深部」の3人がそろって成長を遂げた……果たしてこの
事実が、イシュをめぐる怨恨の総決算、彼ら3人の戦争責任と贖罪に、どういった
影響を及ぼすのか…。(あるいはこれで万事OKおしまいになるのか…。)
事情を知らない国民にいきなりそれを問う、というのはやはり難しいことだろうと
思うので、個人的にはその場面まで閣下が生き延びてくれるのではないかと予想致
します。つまり、「すべては日蝕後」!
ロイアイの未来の幸せは、すべてこの審判にかかっています。そしてその審判は、
閣下の手に…。願わくば、全員が幸せになってほしいものです。(切に切に!)


◆どうなる残され組?

まだ行ってはいないかも知れませんが、ともかく人柱としてあちらへ送られてしま
うロイはいいとして、むしろ混乱+紛糾してくるのはあの場に残る人々だろう!と
いうことで、改めて地下組の今後予想などをしてみたいと思います。
プライドと閣下が、ロイをあちらへ送りこんでなおあの場に残る人々を排除しよう
するかは疑問ですが、メイが今月号の中で「この真下に(お父様が)います!」と
見抜いた以上、そしてもしも閣下が人間側の味方であってもリザたちがそれを知る
すべを持たない以上、やはりキメラたちやスカメイは何とかお父様を阻止しようと
するわけだし、対閣下親子との戦闘となる可能性は大いにありますよね。
さらに、これからあの場に到着するであろう人々がとても多いことが注目されます。
順に挙げていってみますと…
1:オリヴィエ様一行
2:マルコーさん一行
3:グリリン(恐らくランファンも)
4:閣下夫人(恐らくマスタン組も)
…こんなところでしょうか。全員が地下に集合するとしたら大変ですね〜(苦笑)

それぞれのキャラの動きを予想してみますとこんな感じです。
まずオリヴィエ様は、バッカニアさんの件で閣下との果たし合いになる可能性も。
(双方傷だらけなので、2人の剣術対決は超萌えるけどやっぱりやめてほしい;;
少佐が止めてくれるかな?)
マルコーさんには、「あとはちゃんとした医者に!」を受けてリザたんの手当てを
担当するという重要任務がありますので急いでほしい!
ハインケルさんとスカーは、やはりゾルフとの因縁がありますからプライドと再戦
するかも知れませんね。(彼らはゾルフの末路を知るはずなので)
そしてグリリンも、正門の件を終えてすでに日蝕が始まったこともあり、グリード
が「もう時間がねえ」などと宣言してこれまた地下へと向かうのでは。(ランファ
ンも恐らく一緒に)グリードが「地上に用がある」可能性も無いとは言い切れませ
んが、やはり今鍵を握るのは地下ですよね。
そして外せないのが奥さんです。閣下親子に対して絶対的な影響力を持つ夫人は、
早ければ次号の引きくらいで必ずや地下に再登場するはず。もはや人間世界の命運
は彼女の肩にかかっているのですが、いったいどんな活躍をしてくれることか…v
(ダメじゃないの!と言ってセリムのおしりを叩いてくれても可ですがv笑)

人柱の5人はもちろん大切な役目を演じるのですが、「ドラマ性」ということで言
うならば、最後の最後に盛り上がるのはやはり大総統一家のエピソードだと確信し
ます。そこにグリリンを加えた3人のホムンクルスの、その中の魂に対する「人間」
の影響、というのが牛先生が最後に用意したドラマなんですよきっと。本当に本気
のクライマックスですね。
そして、地下に集まる人々だけが閣下の本当の姿、その生き様と真実を知るのだと
思います。もちろん最後まで、管理人は自説を曲げずに閣下を信じていますv


◆どうなる東組?(マイルズさん考察)

さて、そして長らくほったらかしだった東も、いくら何でもそろそろ動く…でしょ
う。ええ!動きますとも!(←セルフ鼓舞)
改めて考えてみたのですが、やはり今後のマイルズさんに可能な「最も姉上のため
に有意義な行動」とは、逆賊の汚名から彼女を救って一躍「英雄」へと仕立てるこ
と、それ以外にないとの結論に達しました。つまりは国民感情を姉上の味方につけ
ればいいわけです。
すると、そこに必要になってくるのは「閣下を亡き者にしようとした真の黒幕」。
ということで、やはりマイルズさんはおじいちゃんをお縄にして「列車爆破の犯人
を捕まえたぞ!」と中央に乗り込む、という行動に出るだろうと、もはや確信いた
します。もうここまで東にいるならそれしかあり得ないと思う。
「国賊」という言葉を使えば階級なんて関係ないし、実際本当のことだし、グラマ
ン中将の「正義の味方として登場」という思惑が「悪者として登場」になってしま
う、という演出もユーモラスで良いと思いますしね(笑)
ほか、マイルズさん的な伏線として「イシュヴァール人を哀れむ風潮を一掃したい」
というのがあるわけですから、中央に乗り込んでくる彼が公衆の前でメガネを捨て
るとか、そのくらい華々しいシーンがあっても不思議ではない気もしますv
(ファンの贔屓目ではありませんよー笑)
だって国賊を捕まえた「正義の味方」がイシュ人の血を引いていて、イシュ人の外
見をしているなんて、国民に対してものすごい宣伝効果!すごいインパクトじゃあ
りませんか!きっと街中の師父さまたちも泣いて喜ぶはずですよ。
もちろん本当の英雄は姉上ですが、マイルズさんもプチ英雄くらいには(国民から)
見えるのでは。うふふv(贔屓目ではありませんよー笑)
まぁおじいちゃんも「死刑」なんてことにはならず、最後には放されると思います
けど。何より、そうでなくてはロイアイウエディングの時の身内の席が寂しくなっ
てしまいますものねv
というわけで、アニメ登場を受けて恋が再燃してきたついでに「マイルズさん=正
義の味方説」をここに置いておきます。


◆ラスボス考察再び

こちらは長くなりましたので、考察#17「ラスボス考察その2」として独立したペ
ージにまとめました。
考察#15「ラスボスをめぐる考察」を踏まえ、パーフェクトガイド3と101話をヒン
トに思いつく限りのアイデアを並べてみたものです。よろしければぜひ☆




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