------------------------ 10巻 -----------------------
ロイ御一行Vsウロボロス(否!あえてロイリザVsラストと言いましょう)
闘いはついに佳境へ!というわけで、お約束どおり前巻の終わりあたりから
コメントしますね。
いや、ロイと平然として「エリザベスごっこ」をするリザには少々驚きま
した。ごっことはいえ、ロイを相手にあんな口調で!うーん、任務だという
だけであんなに喋れるものですか?やはり日頃の経験のような何かが反映さ
れたりしては……いないのかしら。ロイもすっかり楽しんでいる様子だし、
この2人、曲者〜(笑)けっこう周囲をあざむいていそうですよ。
しかし銃器を構えた彼女は勇ましくてほんと素敵!惚れ惚れしてしまうv
ハボックは今まで「肉体労働専門」って認識でしたが、そうか「実戦専門」
なんですね。彼の大きな身体が初めて頼もしく思えたよ。
でも、萌えるのはやっぱり焦っているロイですね。後先考えずに司令部を
抜けて来たっぽい所が良いvで、恋人の危機を間一髪で後ろから(←ここが
ポイントでしょ)救う!ああなんてヒーローの王道を行ってるんだ!これが
フュリー抜き、犬抜き(ごめんブラハ)だったら文句なし!!(笑)
どうもお邪魔虫が多すぎますね彼らの周りには。せっかくの夫婦漫才も、
2人きりだったらもっと展開があったでしょうに。それでも、「バカですか」
は並大抵のセリフじゃありませんよねー。階級なんか関係ない関係を、ばっ
ちり示唆していると思います。(少なくとも曹長には言えない言葉よね?)
でも悲しいかな、まだリザが素直に「感謝します大佐……」とか言って甘
い展開に……なんて場面を期待できるほどには、全然状況が整ってないです
ね。読者はあの、お互い顔を見てさえいないやりとり、「生きててよかった」
「ご心配おかけしました」だけで満足しなければならないのね。……とは言
っても十分萌えましたが、あの会話〜vロイなんか棒読みに近そうだけど、
照れ隠しなのか一度大声で彼女を呼んだりしてさvあの場はあれで精一杯な
んだろうなぁ。つくづくこのカップルは、感情を抑えに抑えたところで読者
の想像をかき立ててくれますことよ……。
さて、一方のリンたちですが、彼らは人間とホムンクルスの識別ができる
んですね。ランファンのセリフ「中に何人いる?」っていうのは気になる。
肉体は1つでも、魂は幾つも入っているのかしら。『寄生獣』みたいに??
じゃあ大総統だけホムンクルスと見抜けなかった理由は、魂が1つだけで人
間と同じだったからかも知れませんね。(あ、これは未収録分でしたか。)
そしてなんとびっくり、エンヴィーが苦戦しています。よく見ると変身する
しか能がないみたいだけど、最後の手段としてグリードのように本性化?が
可能なような。グラトニーにも最終手段「飲む」があるみたいだし。でも、
声だけで登場のプライドの言葉で2人とも退場〜。そう言えばスロウスもき
ちんと登場はしてないですね。まだまだ謎のウロボロスたちです。
さて、バリーの暴走を良いことに、一気に真相に迫るロイ。変転する状況
をその都度自分の利益にしていくなんて、ほんと抜け目なくて素敵な男ねv
二手に分かれるのにリザと組まなかったのは、ハボックの手前かな?
そのハボックに、まさかの受難が襲ってこようとは〜。いや、彼はどうも
この辺りから運にケチがつき始めたようです。それもこれも、ソラリスを早
いとこ脱がせられなかった君自身が招いた悲劇よ〜(笑)何よぉボインどこ
ろか鎖骨のすぐ下だよ入れ墨は!女の子が好きな割に奥手なのね。荒川先生
はとても優しいお方のなのか、扉絵でしっかりソラハボ煙草ネタをしている
のには和みましたv「女運が悪ィ」とハボが言った直後にラストの目が曇っ
たし、密かにほんの少しは「普通の女」の扱いが嬉しかったのかしら。感情
も備わっているんだものね……。
しかし、ヒューズの件でラストがイエスと答えた刹那のロイの反応ときた
ら、ゾクリとしてしまいますよ。容赦ない行動、文句なしにかっこいいわv
「優しい」と「甘い」は似ていても違うからね。その違いを心得ているロイ
が軽薄な人間だなんてとんでもないー。本当にこの男は自分を見くびらせて
楽しむのが趣味なんだわ。
その良い例がもう一つ。ほら、やっぱり手袋が濡れたくらいでは無能じゃ
ないんですよ〜。こういう時のために普段は油断させているのねvちなみに
水蒸気量も操れるのなら、発火布を乾かすこともできそうだけど……。
この後のロイ×ラストの死闘は文字通り壮絶ですね。ラスト、恐いけど今
までで一番美人だー。以前も書いたけど、この2人って絵になりますよね。
これがグラトニーだったりしたらどこか間抜けてましたよ(笑)。彼女が妖
艶な美女だからこそ、余計にロイに似合うのよね(と言えば本人も嬉しかろ
う)。そしてまた、彼が相手の武器(女であること)にまったく屈せず容赦
しないので、ますます素敵なんです。彼が屈する女性はただ一人v
しかしラスト、強い……。男2人を瀕死で寝かし、リザ+アルとバリーの
所まで来てしまいました。ここで……読者は知るわけです。なぜロイはリザ
と組ませてもらえなかったのか(荒川先生に)。それは彼女の窮地を救わせ
るためだったんですね!
ああもう、かなり本望です。ボロボロで床に倒れるロイと、泣きながら抱
き起こすリザですよ?彼の右手がそっとリザの背に回されていたりしてvv
このシーンのために生きてきた、と言っては過言すぎるけど、最も見たかっ
たシーンの一つではありました。ロイとリザ、ようやくその感情の奥深くに
あるものを表現してくれた、というか。
この時の2人については、Talk内の
10月号感想にて
すでに叫んで(笑)お
りますので、よろしければそちらにも行ってみて下さいね。
さて、そして意外にも立ち去った大総統さま……。この行動は、「お父様」
と他のウロボロスにとっても意外だったようです。でも、もちろん慈悲から
見逃してくれたわけではなくて、あくまで「利用できるから逃がした」と。
恐ろしい発言、「扉を開けさせてみよう」については、すでに日記などで何
度も言及していますが、ロイに真理を見せて「人柱確定」の人材にしようと
いう意味ですね。
今のところ、「人柱確定」はエドとアル、ドクター・マルコー、そしてウ
ロボロス達はまだ知らないけどイズミ師匠、の4人ですか。多分、ロイなら
真理を見ても生還できるのでしょうが、その代償を考えるとこの先恐ろしい
ばかりですね……。
そのロイは、廊下にまで聞こえる大声でリザを叱咤しているのでした。こ
れも想像だにしなかったシーンですよね。続けて読んでみると、やっぱり少
し不自然な気もする。意識を失いそうな重傷下、アルに「(彼女を)守って
くれて礼を言う」なんて言ってた人が、「もっと毅然としていろ」ですか?
その落差にロイアイ的分析を加えた考察を書いていますので、もうここでは
何も言いませんが(笑)。(興味おありの方は
考察2
へどうぞ。)
しかし、アルがいみじくも指摘しているように、ロイはある意味でエドと
立場が同じなんですね。自分の目的を追うことで、他人が犠牲になってしま
う危険を一身に背負っているんです。それが絶対に嫌だから、なりふり構わ
ず身内を守ろうと奮戦する。大総統が「優しすぎる」と言ったのもこの点で
しょう。まだ味方か否か判然としない大総統さまですが、恐らくロイの目的
はご承知のはず。彼に試練を与えようとするのは、その上で「頂点に立ちた
ければ、身内を犠牲にしてなお心を前向きに保って進む気概を見せよ」とい
う、大総統さまの「テスト」なのかも知れませんね。同じ立場のエドが、す
でにその問題をクリアしているのが面白いです。
さあそのエドは、砂漠の遺跡で種明かしの真っ最中でした。あはは……こ
うも見事に種明かしされると爽快!ブレダが「知略専門」というのは分かっ
ていましたが、立派にロイの参謀役を務めていたんだね。かっこいいぞー!
美人のロス少尉なのに、ロイが「レディの扱い」をしなかったことにも少々
にやりとさせられました。やっぱりリザだけを大事にしてほしいし(笑)。
ロス少尉からしたら本当に貧乏くじ甚だしい結果だけど、多分また裏で活
躍してくれるんでしょうね……。
そしてスカーの新たなエピソードが描かれてます。なんとウィンリィの両
親の仇!?これでウィンリィも、ますます兄弟の闘いが他人事ではなくなっ
てきますね。すべての謎の鍵を握るのはイシュヴァール戦かな、やっぱり?
次巻も期待できそうですねー。
ホームレスで帰ってきたホーエンハイム父さんのコメントも、次巻にまわ
してしまいましょう♪