第68話
ああ…何だかもう終幕が見え隠れする気がします…!
今月もロイアイ再登場はなりませんでしたが、長らく論議の的だった
ホーエン父さんとトリシャとの約束については、今回ですべて腑に落
ちました。『家族の肖像』…胸に迫るお話でしたね…(ほろり)
やはり人魚伝説でしたか…。真実の愛を知って永遠の命を捨てるのね。
(後日、絵本『百万回生きた猫』に大変似ているとのご意見を頂きま
したが…これがほんとに 似 て る !!確かにそっくりです!)
あの4人で撮った写真はきっとエピソードがあると思っていたけど、
こんな…こんな名シーンだったとは…!
「あなた、笑って」のところでホーエン父さんと一緒にぽろぽろ泣け
て仕方がなかったです。くくぅ、やるなぁ牛先生ってば(涙)
「笑って」と言われて、真の男は逆に泣いたのか…。
改めて、いい物語ですね鋼…。この話、「円」が全編のキィワードに
なっているわけですが(錬成陣もまさに)、一番の円は家族なんじゃ
ないかと思いました。トリシャは死んでしまったけれど、それで父さ
んが救われないことにはならないんですね。なぜなら(ベタですが)
愛は生き続けているから!父さんが彼女の死を知っても計画を続行す
る理由がやっと納得できた気がします。
きっと今後彼が死ねる体に戻ったら、朽ちて地に還ることでトリシャ
との約束は果たされることになるんだと思う。先生の描きたいのは、
物質を超えてすべてを連鎖させている何か、なんじゃないかしら?そ
れは「愛」とも言えるし、「魂」とも「神」とも言えそう。…うわぁ
なんかもう最終回はだだ泣きしそうな予感…。(←って勝手に想像し
てるだけですが;)
そしてエドとアルの方も円く収まれば万々歳なのですがねぇ…。
以下、考察を交えながら感想いきます☆
1:ホーエン父さんの目的とは
だいぶ、というかほぼ解明されたと見てよいでしょう。
「自分の過ち」というのは、トリシャの墓前でのエドとの会話が伏線
になってますね。これはきっと、最初の「賢者の石製造」の際にはホ
ーエンも「お父様」と共犯だったことを指しているのでしょう。その
時までは彼らは一緒だった。もちろんホーエンの体内の石も、クセル
クセスの人々が原料です。更に「おねしょのシーツを隠すように」す
べてを消滅させたというのは「証拠隠滅」、つまりグラトニーの腹部
にクセルクセスの残骸すべてを入れてしまったことを言っているので
は。そしてそれはやはり「逃げ」だったわけですね。
また、「あの野郎」というセリフは彼が「お父様」の暗黒計画を完全
に予測している証拠。そして「やはりこれしか無い」という台詞は、
その最終段階においてしかその野望を潰すことは不可能だと知った、
という意味だと思います。(まだ読者には分からないけど、もちろん
その方法も含まれるでしょう!)
そして、実際に彼が死ねる体になるには具体的にどうしたらいいかと
言えば、体内の賢者の石のパワーを無くせばいいんですよね。無論、
そのパワーの発動を一手に握るのが「お父様」。ということは…
父さんが「お父様」の計画を潰すと同時に、父さんは死ねる体になり、
アメ国の練金術は消滅するのでしょう。
ここまで分かったのに(って私の想像にすぎませんが;)まだ分から
ないのは「お父様」の目的なんですが…。これは最後の最後までこの
まま引かれていくのかな?そしてホーエンと「お父様」の関係も未だ
不明ですが…これももっと先でないと明かされないでしょうね。
しかし、それにしても今回の回想でストーリーの輪郭がはっきりした
のは確か。ああ…ゴールを思うと胸が震えます…。
2:てってっ手を握るんじゃなーーーーぁぁい!!
すすす凄い顔のオリヴィエ様だよ…(これ、後でマイルズさんに報告
するのかなv/笑←マイオリ視点)
いやしかし、色仕掛けだったんだからある意味こうなって当然かも。
むむぅレイブンめ…役得だな!鋼史上、こんなにエロいシーンって初
めてですよね。けっこう驚きましたよ。
青年誌でないのが重ね重ね残念ですが、この代償はいずれ高くつくこ
とでしょうよレイブンさん!
萌えは置いておいて(萌えだったのか?)、少将vs中将の駆け引きは
最高にスリリングです。先月の段階では「こんなにすぐに食いついて
浅はかだなレイブン」と思っていたけど、違いますねこれは。最初か
ら権力で押し切るつもりで来たんですね多分。だから、姉上の台詞は
思いがけなく好都合だった、と。彼が要塞に寄ったのはついでではな
くて、最初からブリッグズを確保することとスロウスの様子を見るの
とが目的だったのでしょう。
「力に従え」と言われて激昂寸前の姉上。今後どう動くのでしょう。
中将の手前だけは従順なフリをするか…でも味方の犠牲を出すことを
黙認できる人ではないし。もう1人の中将、登場なるか!?
そしてあの地下の化け物は…何なんでしょうね。グラトニーかなー?
でも、グラトニーはリオールやらあちこちに出没していたし。(その
移動には恐らくあのレールを使っていたのでしょうね。)
それよりも、どうも化け物の目とにょろにょろの手が気になります。
真理の扉から出てきたやつに似てます。まさか、扉の入り口が北に?
3:紅蓮と鋼、出会う
そしてついに初顔合わせのゾルフとエド。この2人も今後のやりとり
が面白そうです。(エドはリザから、イシュ戦でゾルフが主張したあ
の話、「それが仕事だからです」というのを聞いているはずですよね)
しかし意外に多いなぁゾルフのギャグシーン(笑)
でも一番ホッとしたのはマイルズさんが無事だったことですよー!!
ああ良かったvこれからオリヴィエ姉さんは色々大変なんですから、
ブリッグズのNo.2が支えてくれなきゃ困りますよね!
しかし、レイブンではなくゾルフから閣下へタレコミ電話が行くとは。
序列としては軍の将官たちよりゾルフの方が上なんでしょうか?
そして閣下がその電話受けた時、彼はなんと家族と団らん中でした。
セリムはやはり報告をしていた模様です。しかし惜しくも閣下とセリ
ムの会話はなかったので、これじゃまだプライド説決定打はおあずけ。
というか、奥さんの前ではやはり普通の子供で通している観がある?
(予想ですが、この時閣下が兄弟の北行きをまだ知らなかった件につ
いては、単にセリムがそこまでは聞き取れなかった、でいいと思う。
彼が本当にプライドなら、北行きを閣下に報告しないことでホムンク
ルス側が得をすることなんか無いと思うので…)
どうでもいいことですが、三つ揃いで胸元をはだけてほどいたタイを
首にかけてる閣下に男の色気を感じる私はいけない女でしょうか;;
(↑これ、どうせならロイでもやってほしいですねーv)
ついでに言うと、色んなリカーの並んだカウンターとか、ロックの浮
かんだブランデー(?)のグラスとか、初めて見る閣下のプライベー
トな空間にも何だかすごく萌えるんですけど…(萌えませんか;)
今後、こちらの「家族」はどうなってゆくのかも見守りたいですね。
あの「ビンタ」のエピソードが描かれた以上、閣下は奥さんを泣かせ
はしないだろうと思えてなりません。ラストまで生き残るキャラだと
は考えられませんが、きっと「人間」と「人造人間」とのはざまの葛
藤を見せながら、最期は救いのある方向に生を終えそうですよね。
4:ウィンリィあやうし?
…で、閣下が受話器を置きつつ、「もう一つ(エドに)クギを刺して
おくか」と言った次のページでウィンリィに軍から電話がきてる訳で
すから、素直に考えれば閣下の手がついにウィンリィに伸びた…とい
うことでしょう。…が!…こんな可能性もあり得ませんか?
ウィンリィには北から、エドの要請でかかってきたんです。そして、
閣下が手を打ったのはイズミ師匠に対してだった、なんていうのは?
実はイズミ師匠もエドにとっては人質になりますから。そろそろ他の
人柱を集める動きがあってもいい頃ですしね。
ま、でもウィンリィはどちらにしても北に向かうはずですが…。
しかし可愛いよねv夜遅くにせっせと作業台で作っているのはきっと
エドの寒冷地用機械鎧でしょう。かたわらに右手部分があるものね。
これを持って北へ行って、キンブリーに会って、スカーに会って…
ウィンリィも今後もっともっと活躍しそうv
というわけで…今月号のヒロインは何と言ってもトリシャでしょう。
男勝りであることが女の強さではない…と身をもって示してるような、
あれほど揺るがない女性だったとは(涙)
オリヴィエ様のように戦うことも強さですが、彼女のように他者を受
け入れることも強さなのよね。ああ…切ないなぁ。鋼に登場するカッ
プルは、どうして皆こうも素敵なのでしょう。それぞれに結びつき方
はまったく異なりますが、それぞれの男女の絆がどれも愛おしくて仕
方がないです。
まだあと少し、ロイアイの登場には間がありそうですが、今月は何か
満たされました。何度読んでもいい話です…。
というわけで、ここからは小考察を幾つか。
まずは「親子の会話は成り立つか」考察!
だって!このままエドが両親の思いを何にも知らずに終わるはずはな
いじゃありませんか!そんなの余りに切なすぎるし、哀しすぎる…!
家もブランコもエドに焼かれてしまった父さんの心情を思うと、エド
の親不孝者ぶりが許せません!
という訳で、彼が何とか父さんの胸の内を知るチャンスはないかと調
べてみたら、きちんと用意されてましたvホッ…。
11巻でピナコばっちゃんがエドに伝えたトリシャの伝言、あれをエド
が父さんに伝える時に「約束って何だ?」と聞けばいいんです。その
前に彼は「自分の父親=不死身」の事実を知るはずなので、どちらに
しても親子の会話シーンは必ず望めそうですね。良かったv
しかし、11巻のあの時、なぜ彼は一時帰宅したのでしょうね。
やはりピナコにも警告したように、大錬成陣が発動する前に家族を国
外へ避難させるためだったのでしょうか。それが妥当そう。
ピナコと言えば、あの「残念だよ。お前の飯が食えなくなるなんて」
のセリフも意味深です。どんな裏があって出てきた言葉なのか?
でも、今まではホーエンハイムの意図が読めなかったので不吉なイメ
ージだったセリフですが、今月号でこれも見えてきたような気がしま
す。これ、別れの言葉ですよね。つまり父さん、すべて終わったら自
殺するつもりなのではないでしょうか。トリシャを追って…
確かにあの伝言が父さんに伝わったら…「先に逝きます」と聞いて、
「今から俺も逝くよ」と笑って言いそうです。そもそも「先に逝く」
というトリシャの言葉は、約束を解約する言葉ではないんですよね。
そして後を追うことこそが、ホーエン父さんの幸せなんですから…
やっと手に入れた有限の命は、トリシャのいる場所への片道切符とな
るのでしょう。それはもちろん、千金の価値があります。ええ(涙)
そこにきて、もう一つの「約束」は反故にされるのが見え見えで面白
いです。軍上層部の将軍たちは不死の体のおあずけを喰らい、発狂す
るやらどうなるやら。残った将軍職はグラマンおじいちゃまと姉上と
ハクロさんだけだったら面白いけど(笑)
そして次!やっぱり「エドとアルは人間かどうか」を一度は考察せね
ばならないでしょう。
これはもうホーエン父さんの不死がほのめかされつつある頃から、ず
っと読者の疑問でしたよね。
実は私、今月のトリシャの台詞がエロいって聞いて「どこが?」とか
真剣に考えてしまったんですが…(笑)
そうか〜。問題の要はそこですね。要するに、そのおたまじゃくしの
中に賢者の石の力が含まれているのかいないのか、ですね!
うーん。どうなのでしょう…(ピナコが証人になっているので、妊娠
の形態は普通の人間と同じと考えていいと思いますが。)
人間ベースでお父様がホムを作る時は、閣下の時もリンの時も傷口に
石を入れましたよね。つまり血液に混ざるように。でもそうすると、
閣下の例のように子供ができなくなるらしい。(リンもピンチね;)
あと不思議なのは、ホムたちは戦いで傷つけば一応は出血していたこ
と。その後で再生してましたよね。でも、ホーエン父さんは出血すら
していません。まるで血液のかわりに石が溜まっているように…。
もし、「お父様」が額から石を湧き出させたように父さんも体内の石
を操れるなら(つまり細胞と石を分けておけるなら)、父さんのおた
まじゃくしが普通人と変わらない可能性は高い…ですね。遺伝情報も
通常どおり引き継がれているようだしね(笑)←父子そっくり
あとは今までの伏線の張り方から見る方法ですが。
これがまた、兄弟の不死身につながる伏線は皆無と言えます。かけら
ほどのほのめかしもされていない!
そして物語の役割分担から見ても、兄弟が人間じゃなかったら最後の
最後に土台がぶち壊されることになり、今までの名シーンのすべてが
根拠を無くしますよね;(ニーナの時も、サテラさんの時も、エン
ヴィーと対峙した時も。)
だから、外側の理由から類推すれば絶対に兄弟は人間です。
あとは最終的に、ホーエン父さんの口からそのソフト面でのからくり
を説明してもらえるのを待つだけですね。うん。
他にも、父さんはトイレに行っていたけど閣下とかエンヴィーは行く
のか?とか(老廃物と細胞再生の問題)、「お父様」はどうみてもし
わ深くて「不老」には見えないとか、あのマトリックスな管は何なの
とか、疑問はいっぱいありますが…考える足がかりがないので今回は
この辺で。(ご意見あったらぜひご教示下さい!)
第69話
ひゃほーーーv扉絵でロイアイ来 た ーーー っvv
ぎゃーこれっ激萌えっ!ブリッグズ組&マスタング組総出演ですよ!
すごぉい超かっこいーーーーーっっvv(落ち着け鈴々)
はぁはぁ;いや、舞い上がりますよこれは。
中身もすごいです〜これでマイオリに墜ちる人々が続出だよー(笑)
セクハラおやじを言葉通りぶった斬る姉上のシーンはもう圧巻で…v
だけど、その間ゾルフを足止めしていたマイルズさんも同じくらいの
大役を担っていて…v共謀作戦ね!作戦会議の様子なんか想像すると
もう萌えて萌えて仕方ない……v
バッカニアさんまで、真っさらの手袋を差し出したりして女王に尽く
しているし…北キャラいい…!いい感じだよもぉv
そして久々の偽女ったらし役がはまりにはまってるロイも、負けじと
男前を主張してるしー(笑)とどめはエドウィン?楽しすぎ!
以降、ストーリー順に感想いきます。
1:最強の結束に萌えもえ萌えv
ブリッグズの面々を「最強の結束」と表してますが、まさしく!
オリヴィエ様以下、首脳部はもちろん機械鎧師の兄ちゃんや下っ端兵
までが「エドアル=スパイ説」の線で演技を合わせる結束力たるや見
事ですvすっかり騙されたレイブン中将は、調子に乗ってオリヴィエ
様に一つだけ余計な事を喋ってしまいましたね。強者のために弱者は
犠牲になっても仕方がなく、イシュヴァールも計画の一部だったと…。
そして性懲りなく女王の肩に触れた途端に剣で腕を貫かれ、一刀両断
に…!!ひいぃ〜格好良すぎ;;悪いけどサイコーに胸がすいたわ…。
だってこれ、スミスさんの仇討ちでもあったのですし。姉上の部下思
いはハンパじゃないですね。あの「イシュヴァールも計画の一部だっ
た」の一言の代償も、高くつきますよ〜きっと。国のトップの椅子と
引き換えくらいにはね(笑)
ええ、彼女はやはり腹心の部下の精神衛生のために、必ずイシュの仇
を討つと思います。それも伏線の1つだと…。そしてそのために上層
部を一掃する計画の上で、ロイとの共闘が実現するわけですね。
(しっかし「さす」の文字がエロい!中将が斬られた後ろでガッツポ
ーズなヘンシェルさんと下っ端さんたちがナイス/笑)
一方、密命を受けてゾルフに絡み、足止めするマイルズさん。
「ブリッグズの北壁(=姉上)も権力には屈するのか」と、冷笑気味
にうなづくゾルフを鋭く睨んでいる彼の視線が…萌え〜vマイオリマ
イオリ(笑)うーむ今回は多かったですね、眼鏡の奥の目の表情が。
(というかこんなに出番が多くてもう心臓鳴りっぱなしなんですが;)
カラーも拝めたしvやっぱり銀髪なのですねー。姉上がコートの前を
はだけているのに、彼がきっちりベルトを締めている落差も絵になる
んですよ。ホルスターのためなんでしょうが、腰が強調されてさらに
男前度が上がりますよね。ラヴv
しかし、レイブンが消えたと知ってこれ幸いとばかりに大総統の権威
を出してくるゾルフは、かなりしたたかと言うか厄介な奴ですよ。
「マイルズに連絡を入れてやれ(ぎゃーこれ萌える我が物扱いの上に
気遣いが入ってるーv)」というオリヴィエ様の指令で時間稼ぎを終
了するも、かなり疲れた感じのマイルズさん…。心理的に消耗する対
決ですよねー。彼は要塞内NO.2だし、何より他の人間ではゾルフが話
に乗ってこないのもまた事実。(お天気の話じゃ足止めしておけませ
んからね。それはそれでギャグかも知れないけど/笑)
つまりは自分からエサになってやっている訳で…。これ絶対、姉上は
「すまんがマイルズ…」と断ってから頼んでいそうですね。その辺の
作戦会議も妄想が膨らむけど、彼の中のイシュヴァールって消化され
ていそうでやはり根っこは残っているのかしら…。ゾルフに対するあ
のリアクションの100%が演技…と言い切れるのかどうか。
というのも、今月号のゾルフのセリフってけっこう意味深だなと思っ
たんです。「あなたどうすれば満足するんです?謝罪?賠償?」そし
て、そんな上辺のもので満足できるのか…と。…鋭い指摘、だとは思
うけど、当の虐殺者の分際でそれをしゃあしゃあと言ってのけるゾル
フには心底ゾッとしますよ…;鬼畜め;
でも実際どうしたら、彼らイシュヴァール人の生き残りたちは満足す
るんでしょうか。物語上、そこが解決しなければロイアイの幸せな未
来はあり得ないんです。だから、これって大問題なんですよ!
ここでマイルズさんは明確に答えられなかった。なぜならゾルフの言
った通り、謝罪や賠償では満足できないのは分かり切っていたからで
す。この時彼の脳裏には、「望むなら国軍代表として決闘を受けて立
つ」と言い切ったオリヴィエ姉さんのことが浮かんでいたのかも知れ
ません。実際、あれ以上に誠実で高潔な対処の仕方もありませんよね。
心のまこと、というのかしら…。あそこまで言われたら、そりゃすべ
てを捧げる気にもなりますよねv
でもそれはあくまで、姉上が殲滅戦に参加していなかった事実が前提
ですから。同じ国軍の軍人とはいえ、目の前にいるゾルフはイシュで
の大量虐殺者…。しかも「それが軍人の仕事だから」を隠れ蓑に、自
分の殺人愛好嗜好を満たす卑怯者なのです。そんな奴が「どうすれば
満足するんです?」ときたんですよ…!
…うーん、ぶち切れても仕方ない場面だと思いますよねー。でもあそ
こでぶち切れたら、真心で自分の血を受け入れてくれたオリヴィエ様
の信頼を裏切ることになる。(ついでに作戦からも逸脱する;)
だからマイルズさんは忍耐したんですね。もう少し、忍耐は続きそう
ですけど(泣)ああもう早くスカーにやられないかなゾルフ;;
そんな訳で今後も彼らの因縁は続きそうですが、マイルズさんの出番
自体は増えそうなのでまぁ良しとしますかv(そう来るか;)
ほか、剣の血を拭いた手袋を捨てるオリヴィエ様に、新品の手袋をう
やうやしく差し出すバッカニアさんにも萌え!氷の女王とか呼びつつ
みんな女王に騎士道なんだから〜〜!もうっラヴですv
2:これってマデリーン嬢ですよね?
さて、所変わって中央。
夜の繁華街?に停まった車の中に、お待ちかねの色男ロイさん登場!
後部座席の女の子は、髪型と服装からマデリーン嬢かと思われます。
(あ、でももちろんエドアルが目撃したあの日とはまた別の日の夜で
すよ。「今週の情報はこんなトコ」と言ってますから、週一くらいで
情報提供してるっぽい。つまり520センズの日から数日後くらい?それ
にしてはロイの服も同じなんだけど/笑)
もうロイアイストには分かり切っていたことですが、彼のこうしたデ
ートはいつも情報収集にすぎません、はい(笑)ワゴンいっぱいの花
を受け取るのは、もちろん彼のアパートで待っているリザたんよねv
だってあれ、まだ時刻は早いわよ!花屋も開いてるし、子供連れも歩
いてる時間帯。つまり、夜はこれからだってことvな〜にが振られ男
なのよー!早く帰んなさーいほほほv(…でもって、花束に埋もれな
がら帰宅した彼は「…馬鹿ですか」と呆れられるのね!)←どのサイ
ト様でも同種のネタが書かれていたところがおかしすぎる〜。
しかしこの街、どこにスパイがいるか分からない街ですよね(笑)
いきなり花売りのおばちゃんが「アームストロング少将から伝言が」
なんて言うんですかー怖いな!(ていうか、あの場所で彼らが接触し
たのって偶然?計画?だっておばちゃんは伝言を伝えようという意思
があるハズだし…ロイは定期的にあそこを通りがかるのでしょうか)
窓口がマダム・クリスマスだけではないなんて驚き。念が入ってます
よね。いつからあんな情報網を用意していたのかなー。
ともあれ、久しぶりに不敵なロイを見られて良かったです!これで来
月には東部のおじいちゃまの登場の可能性が出てきました。
3:スカー合流、そしてウィンリィも合流
予想は外れ、やっぱり閣下が手を打ったのはウィンリィでした(笑)
そうか…いくら寒冷地用の腕を付け替えたくても、危険な場所にエド
がウィンリィを呼び出すはずはなかったんですね。甘かった。
ブーツ姿かっわいい〜v…でも、横にはゾルフがぴったりと付いてい
ます。閣下の指令を受けて…。うひーやっぱり心配した通りの展開に
なりますね、これ;スカーを交えて復讐三つ巴状態に…。その時彼女
はどういう反応をするのか。混み入ってきましたね。
(しかし到着早すぎ(笑)軍からの電話のあと、次の日に出発したと
しか思えないよ)
そしてメイ子とマルコー、スカーとヨキが合流。兄者の研究書は古代
イシュヴァール語ですか…。イシュってインドのイメージらしいから、
サンスクリット語に該当するのかな。「僧なら読める」っていうのも
バラモン僧とかに似てますよね。面白い。
ここで書物を解読する時間が必要とすると、スカーvsゾルフvsウィン
リィはもう少し後になりますね。その前にロイのサイドで話が進みそ
うです。共同戦線のねvそして閣下が「錬丹術」の件を「お父様」に
報告するシーンも描かれるはずです。そこで「お父様」がホーエンハ
イムの計画に気付くかどうか…それも楽しみ☆
でもウィンリィが北に来て、疑問も残ります。本当に、くぎを刺すだ
けのために閣下は彼女を差し向けたのか。…だって、機械鎧を付け替
えたらエドの戦闘力は増すんですから。それともゾルフを使って、ス
カーとの対戦にエドたちも加わらせるのか…?
というわけで、ここからは考察いきます。
まず、現況に至るまでの閣下の思惑について少しばかり…。
ここでキィになるのはやはり、「兄弟がブリッグズに行ったことは閣
下にとって都合が悪かった」という事実ですね。68話のゾルフとの電
話の後でも「よりによってブリッグズに…」と言っていますし、そも
そも人柱たちを守るためにその敵であるスカーを片付けようとゾルフ
を北に差し向けたわけですから、兄弟がスカーと遭遇しやすい場所に
いるのは好ましくない。
ウィンリィを送り込んだのは、彼女が至近にいれば派手に戦いはしな
いだろうという目算…。だとすれば、とにかくスカーの件はゾルフ1
人に任せてあると見て正解でしょう。彼が人柱候補でない以上、相打
ちになっても閣下は構わないのです。(つまりはゾルフも捨て駒です
が、本人がそれでも喜んでいるんだからしょうもないよね…;)
一方、レイブンはどうでしょう?閣下にとってはもちろん彼も捨て駒。
ただし、もうウロボロスの誰かを北にやる余裕のない閣下にしてみれ
ば、少しでも「お父様」の覚えを良くしたいレイブンは格好の使い走
りだったでしょう。彼はこれぞ出世(賢者の石のおこぼれ)の機会と
ばかりに、必死で任務を遂行するに違いなかった。加えてブリッグズ
の司令官・オリヴィエよりも階級が上でした。
レイブンに任されたのは恐らく、権力ずくでブリッグズの指揮権を奪
うことだったはずです。なぜならエドがファルマンと描いた巨大錬成
陣を見ても、最後の総仕上げになる争乱はブリッグズを中心に起こさ
れる予定だったらしいから。たぶんスロウスが、あとほんの僅かに掘
り進んでトンネルが完成したら、すぐにでも作戦が始められる所だっ
たのでは。
ただ閣下にとって誤算だったのは、オリヴィエが上層部の真実をレイ
ブンの口より早くエドから知らされていたことかも知れません。頭ご
なしに命令するか、「内側から」懐柔するかの選択はレイブンに任さ
れていたかも知れませんが、彼女は真実を知ってなおウロボロス側に
つく人間ではありませんでした。もしも閣下が彼女のこうした性分を
把握済みだったとすれば、彼は「兄弟がブリッグズ要塞にいる」と聞
いた時点でレイブンの敗北を確信したことでしょうね。「よりによっ
て」という台詞には、そういう意味合いもあるのかも…。
ここで考えておきたいのは、アームストロング家と閣下についてです。
この名家出身の、3人の人間が閣下と関わりがあるわけですね。言う
までもなく少佐と、姉の少将、そして退役した父上(将軍職)です。
この父上がいつ退役したのかは不明ですが、年齢的に見るとグラマン
中将と恐らくは同世代…。そして中央の将軍職同士。これで面識がな
いとは考えられません。つまり、父上もグラマン中将と同じく後ろか
ら来たブラッドレイに追い抜かれた1人なのです。
そして少佐やオリヴィエの育ちを見れば、恐らくは父上も保守派の人。
軍事優先な閣下に追従する人間とはとても思えません。(少佐が戦争
を放棄して帰ってきたのはやはり、実家ではむしろ名誉なのでは。)
そのあたりの事は閣下が最もよく知っているわけで…。ですから、も
しかしたら、閣下は初めからレイブンの失敗を予測していたのかも知
れません。(それ以前に、実はレイブンもアームストロング父上と同
僚だった可能性が高い。父上の退役の理由も、もしかすると…?そし
てオリヴィエ様のことも、きっとレイブンは20歳くらいの頃から知っ
てるはずですね。やらしい目で見てたのかも…うああこの老害っ;)
(ただ、オリヴィエのブリッグズ就任は左遷の結果ではなく昇進だと
思いますけど…)
さて。ではでは結局、閣下の真意はどこにあるのでしょう?
…これがなかなか恐ろしいのです。つまり、上記すべての要素を「閣
下は最終的に裏切る」説の根拠だと言っても、全部通るんですね。
ウィンリィを差し向けたのはエドの強力な助っ人として。邪魔なゾル
フはスカーと相打ちで消えればいい。スカーが消えればマルコーは助
かる。一方のレイブンは恐らく失敗するだろうし、オリヴィエに消さ
れても代わりはいくらでもいる…。等々です。これらを「お父様」や
プライドの手前、エドに人質を突きつけたように見せたり…といった
カモフラージュはいくらでもできるんです。
もっと穿った視点も可能です。もしも最初から、ブリッグズが計画の
総仕上げの場所と決まっていたのなら…そもそもオリヴィエをそこに
赴任させたことが閣下の布石だった、とも考えられますね。文字通り、
最後の砦だけは「難攻不落」であるために!…そしてロイの部下だっ
たファルマンを北方司令部からすぐに異動させたのも、ブリッグズの
情報をロイに流させて裏側から彼を支援するための策だったと言おう
と思えば言えてしまうのです。
もちろん、閣下はロイからグラマンに真実が知れてしまうことなど最
初から予測済みだったでしょう。レイブンですらグラマンとロイの仲
の良さを知っていて、「君には期待しとるよ」と皮肉っているのだし。
(それを褒められたと勘違いするロイの青さよね;あれは遠回しにお
前も不老不死を支持しない派だよな、と迂闊なロイを笑ってるのに;)
もし閣下が本気でロイの行動を封じたいのなら、帰宅後も常に尾行を
つけるとか、もっと徹底したやり方はいくらでもあります。でもそれ
をしていない、ということは…。ええ、閣下はロイを使ってグラマン
の耳に情報を入れたかったのでしょう。
そうなれば、かつてグラマンの野望を身近に知っていた閣下には、彼
が東方軍を使って中央を狙ってくることは目に見えている。そして更
にそこに北の情報を流してやれば、以前から交流のある北と東が手を
結ぶだろう、という事も…。
あるいは恐ろしいことに、最初からその布石のためにグラマンを左遷
して、東に優秀な兵力を「温存」していたとも思えますね。
もちろんすべては推測にすぎませんよ;…でも、何か閣下の強い作意
を感じてしまうのは私だけでしょうか。
記憶に新しい15巻の見地から言えば、あの頃から閣下は「未来のアメ
国を背負う人材(=お父様の滅んだ後をまかせられる人材)」を密か
に探していた、ということかも知れませんね。
筆頭はロイですが、ヒューズや少佐もすでにメンバーに入っていたと
思います。ゾルフは別の方面で役立ちそうだったので生かしておいた
のでしょう。
「不死」をちらつかせても釣れない人々には、みんなチェックが入っ
ていたとも思えますね…グラマン中将のように。(これは☆夜さんの
ご指摘ですが、閣下の強みは何と言っても軍の人事を一手に握ってい
ること。それこそチェスの駒のように、好きな場所に人間を動かせる
のです。それは「お父様」に最終局面で反逆するための、閣下の密か
な武器なのかも…。)
マスタン組を解散させてリザを人質にとったと言っても、彼女が平気
でロイの執務室に忘れ物を取りに行けるくらい、ノーマークに等しい
扱いですし。リザの口から自分の動きがロイに流れても、閣下は特に
気にしていないんですよ。それを封じるなら最初から徹底的にやって
いるはずだしね。
来月「レイブン行方不明」の情報が閣下に伝わるシーンがあれば、も
う少し詳しく考察できるかな…。何よりそうなったらプライドとの会
話が期待できそうで、楽しみ楽しみー☆
第66話、67話へ