------------------------ 2巻 ------------------------

 「錬金術師」には得意分野によって様々なタイプがあるんですね。これは操
る物質の特性によるのかな?まだ不明ですが。でも、空気中の酸素濃度を操作
できるなら、水蒸気量なども調節できそうだけど……ま、深く考えずに楽しも
う。とにかく軍服の男って好きなので、軍部の彼らの登場は嬉しかったですv

 タッカー氏のエピソードは、ここまで真っ正面から描ききるとはすごいな〜
と感じました。ストーリー展開の上で不可欠な要素だとは思いますけど、ちっ
ちゃな女のコと罪のなさ気なワンちゃんを、あそこまで見せつけておいて実の
父親に実験台にさせるなんて。「君だって同じ禁忌を犯したんだ」というタッ
カーの言葉に、有効な反論ができないエドがすごく可哀想です……。
 厳密に言えば「同じ」ではないでしょ。エドたちは打算も何もなく、心は潔
癖な状態でやってしまって報いを受けているけど、タッカーは自分の利益のた
めに禁忌を犯して、スカーに殺されるまでは報いを受けてもいないし。でも、
大人の世界では「同罪」と受け取られてしまうことも確か。エドが言いたいの
は「お前、汚ねぇよ!」でしょうね。タッカーは全部承知の上でエドを煽るし。
こんなキャラは滅びろ〜!
 その後のロイのセリフには、そのあたりの葛藤はすでに経験済みという余裕
を感じます。むりやり納得して進んでいるのは彼自身なのでしょうか。でも、
子供に「清濁を併せ飲め」と言うのはキツすぎる……ホークアイ嬢の心配りは
温かいですね。この辺り、大人と子供の視点の対比が本当に素晴らしいです。

 ところで「綴命」という言葉、作者様のこだわりを感じますよね。他にも犬
じゃなくて「狗」、炎じゃなくて「焔」を当ててらっしゃる。美しい。いえ、
セリフの文法がしっかりしてるというだけで、私のような年を喰った人間には
安心感を与えるものなのですけど。中でも、まるで古き良き日本文学のキャラ
のごとき語調でお話しになるアームストロング少佐さんなどは超好感度ですv
でも、ひげが無ければうちの旦那さんに似ている(私事ですみません)ヒュー
ズ中佐も、本音で生きてるっぽい言動が素敵ですv

 とはいえ、やっぱりロイ・マスタングが気になる私。恋かな(笑)。この人
は29歳?(30代という説も?)で大佐らしいのですが、銀英伝には「20代の将
官は異例の出世」と書いてあったし、かなり早い昇進であるのは間違いなさそ
うです。容姿は私的にはすごい美男でもないと思うのだけど(あ、これ暴言?)
やっぱり「語尾」がいいのですよー。「〜かね」「〜たまえ」……大正期帝大
卒のおぼっちゃまですか〜あなた!強引そうだけど隙もありそうで、女が世話
を焼きたくなるタイプだと言えましょう。こういう手合いがデートデートと騒
ぐのは、絶対にフリですね。社交辞令の一種、もしくは「私も所詮普通の男で
すよ」と見せたいだけで、実際は大して女には興味ないんですよ。こういう人
はズバリ、「軽そうに見えてその実早くから本命を見つけ、彼女一筋でゆく」
タイプ!!……あら、絶叫してしまいました。でも、現にお相手がちゃんと描
かれているではありませんかvそれも才色兼備の、ウルトラ素敵な女性がv
 この頃にはもう「ロイアイ」というジャンルを認識しておりましたので、そ
ういったサイト様のコンテンツに拍車をかけられつつ、以後の巻は彼らの仲を
類推させる材料ばかり探して読むようになってしまったような……。