Sacrifice − サクリファイス −
うつむいた唇から、返事は思いのほか早く届いた。
愛をつなぎ止めた安堵より先に、
私は新しい約束に満たされて固く目をつむった。
賭けは私の勝ちだった。
そう、これで私は命あるかぎり、
他の男の背を守るリザを見ることはないだろう。
おお名付け得ぬ者よ……あなたに感謝する。
さあ礼を受け取るがいい。未来があなたへの供物だ。
どんな慈悲も、遠慮も不要だ。
彼女と共に生きられないのなら、
どのみち私には未来など必要なかったのだから……
本誌61話ネタ。
「お望みなら地獄まで」の直後です。
「撃ち殺せ」のシーンは、ロイが文字通り
すべてを賭けた愛の告白だった…という解
釈で。いま思い返しても壮絶な台詞でした
よね!でも、それでリザはもう一度この人
を信じよう…と思い直したんだと思うなv
「どのみち未来など必要なかった」という
のは、リザと一緒じゃない未来はロイには
存在しないから。だから、あの約束で晴れ
て2人には道が拓けたんですよ。ロイはそ
の恩返しに、彼らが未来に成し遂げること
を天に捧げる、と言ったの。
タイトルはタルコフスキーから(もろ;)
妄想話にお付き合い有難うございました☆