家族の肖像
あれは50年前?それとも100年前だったろうか。
写真、という技術が発明されたとき、
人間だってさほど馬鹿な生き物でもないのだなと、
本気で少し見直したことを覚えている。
時を切り取る魔法…
それは有限な命しか持たない種ゆえの、
不死へのせめてもの憧れの形ででもあるのか。
瞬く間にその発明は人間たちを虜にしていった。
以来、私は心ならずも無数の写真に姿を残す羽目となる。
国の式典で。
誰ぞの誕生日に。
時の為政者と。
名ばかりの家族と。
エトセトラエトセトラ…
けれどそれらの写真は常に私の黒い笑いの種だった。
なぜなら人間たちの技術は決して、
私が奥底に隠しているものまで写し出せはしなかったからだ。
…ただ一枚の例外を除いて。
プライド様の独白。
いや、これがレントゲン技術だったら
さぞ面白かったと思いますけども…
(ぞるぞるが写ってたら焦るよね〜笑)
あ、イラストは完結記念絵の使い回し
ですみません;でも最初から御一家だ
け切り取って記念写真にするつもりだ
ったんですvえへv
